パソコンデスクを置きたい!
一人暮らしのインテリアレイアウト<1K・ワンルーム編>
様々な夢が広がる一人暮らし。自分の城を作り上げるため、家具やインテリア雑貨を揃えたくなりますよね。 パソコンでゲームを楽しみたい学生さんや、自宅でお仕事を頑張る忙しいビジネスマンなど、パソコンデスクを置くことを考えている方も多いのではないでしょうか。
でも「1K・ワンルームの部屋は狭いから…」と諦めてはいませんか?
部屋の大きさやデスクの使い方によって、適したサイズと置き方を考えれば、 1K・ワンルームの単身用のお部屋でも、念願のマイデスクが置けるインテリアレイアウトがきっと見つかります。
本記事では、目安となる家具の大きさと、おすすめの配置・レイアウトをご紹介します。
この記事で紹介するインテリアレイアウトは、こんな人におすすめです。
- ・パソコンでゲームをする人(したい人)
- ・パソコンデスクとゲーミングチェアを絶対置きたい人
- ・自宅でパソコンを長時間使用する人
部屋とモノの大きさを把握する
装飾的なインテリアを考えたりデザインを選ぶことも大事ですが、まずは部屋の大きさと家具の大きさを把握しましょう。ベッドやテーブル、収納など、まず部屋に置くだろうと考えられる家具の一般的なサイズを確認していきます。まずは大体の大きさで大きさを把握し、シミュレーションをしていきましょう
一人暮らしの部屋の大きさを把握する
一般的な一人暮らしのお部屋の広さは、6畳~8畳。平米(平方メートル)に置き換えると、下記のようになります。また、実際のお部屋のイメージに近くなるよう、正方形・長方形の部屋の大きさ参考イメージを作ってみました。
窓やドアの位置や、部屋の形状はお部屋によって様々なので、実際のお部屋の大きさに合わせて微調整をしながらシミュレーションしてみましょう。
※1畳の大きさは、地域によって基準が違います。本記事は、中京間をベースに表記しています。広さ ㎡(平米) 正方形の部屋 長方形の部屋 6畳 約10㎡ 約3.16m×3.16m 約2.7m×3.6m 7畳 約12㎡ 約3.4m×3.4m 約2.7m×4.4m 8畳 約14㎡ 約3.7m3.7m 約2.7m×5.1m 基本の家具の大きさを把握する
最低限必要であろう家具です。生活スタイルによって必要なものは変わってきますが、ここでは寝食を確保する家具を基本として選びました。サイズは、一般的な規格のものを選んで記載しています。
テーブルは、こたつやローテーブルの主流の正方形・長方形を参考に記載しています。こたつを置く場合は、こたつ布団が広がるので、周囲に少し余裕を持って見ておくとよいでしょう。
家具 大きさ 幅×長さ ベッド シングルサイズ 100cm×200cm ベッド セミダブルサイズ 120cm×200cm テーブル 正方形 75cm×75cm テーブル 長方形 120cm×80cm テーブル・ベッドを置くと、このようになります。
6畳のお部屋は、すでにちょっと手狭感が出てしまいました。ベッドがなかなか場所を取りますが、布団を敷いて上げ下ろしする手間を考えると、ベッドのほうが一人暮らしには向いています。
6畳程度の部屋だと、クローゼットにもあまり余裕がないので、かえって部屋が散らかった印象になってしまいます。インテリア的にも、ベッドを選択することをおすすめします。
デスク・チェアのスペースを確保する
さて、残りのスペースでデスクと椅子が置けるのかを考えてみましょう。
まずは、一人暮らしでパソコンデスクを所有している方々へのアンケート調査から、どの程度のスペックがあれば快適なのかを確認してみましょう。
一人暮らしの部屋で使われているデスクのサイズは?
自宅でパソコンデスクを使用している570名に、デスクのサイズを調査したところ、下記のような結果が得られました。
横幅は、全体の6割超が100~120cmを選択しています。身体の大きさにもよりますが、ゆったりキーボードとマウスを使用するためには、100cmは確保したいところです。使用するモニターの数を2枚以上でお考えの方、21:9 ワイドディスプレイ(2560×1080)を置きたい場合は、100cm以上確保することをおすすめします。
約半数が奥行きが60cmを選択しています。一般的に、デスクの奥行きは45~80がメジャーです。これ以上の大きさは、量産品ではあまり出回っていません。
奥行きの目安としては、このような感じです。
- ・30~45cm(スリムタイプ。ノートパソコン向け)
- ・60cm(モニターとキーボードが置ける)
- ・80cm(液晶タブレットなどの大型機材も難なく置ける)
奥行き45cm以下のスリムタイプは、モニターを置くことを考えると、デスクトップパソコンではかなり窮屈です。モニターアームを使って位置を調整する方法もありますが、デスクトップパソコンでモニターを置いて使う場合は、奥行き60cmは確保しておくべきでしょう。
もう一つのアイデアとして、後付できるキーボードスライダーを活用することで、作業のときだけ奥行きを拡張することもできます。
一人暮らしに使われるデスクの大きさを把握する
サイズ 幅70cm 70cm×45cm 幅100cm 100cm×60cm 幅120cm 120cm×60cm 幅150cm 150cm×60cm L字デスク 150cm×150cm チェアの大きさは、どこで判断すればいいのか?
椅子のサイズの判断は、専有する床面積=「脚部の大きさ」で考えると良いでしょう。脚部というのは、キャスターが付いているベースの部分を指します。肘掛けの形状などにもよりますが、この部分のサイズで、部屋に置けるスペースがあるかどうか大きさを把握することができます。
パソコンデスク用のチェアとして販売されているのは、一般に下記の3種類の椅子です。
※目安としての一例です。実際の製品はこの限りではありません。脚部サイズ 重さ 価格 事務椅子 約50cm×50cm 約8~10kg 3,000円台~ オフィスチェア 約60cm×60cm 約13~15kg 1万~10万円 ゲーミングチェア 約75cm×75cm 約22kg 3万~5万円 事務椅子 < オフィスチェア < ゲーミングチェアの順に大きく、重量も重くなります。リクライニング機能や、頭まで預けられるハイバックの背もたれ、重厚なクッションなどの機能によって重さや大きさが変わってきます。加えて、アームレスト(肘掛け)やリクライニング機能の有無によって、確保すべきスペースは変わります。購入前に、サイズ表をしっかり確認しましょう。
ゲーミングチェアについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ゲーミングチェアって何?基礎知識と購入前に知っておきたい7つのこと一案的なチェア(脚部)の大きさを把握する
脚部サイズ 事務椅子 約50cm×50cm オフィスチェア 約60cm×60cm ゲーミングチェア 約75cm×75cm
お部屋の広さでシミュレーション
6畳のお部屋の場合
6畳のお部屋でおすすめのレイアウトはこちら。
狭くても快適な環境を作るため、パソコンデスクに目一杯スペースを割き、他は最小限に留めました。デスクは100幅。ギリギリデュアルディスプレイも置ける広さを確保しました。テーブルを置くと、若干動線を邪魔するかもしれません。折りたたみテーブルを使うなどの工夫が必要です。
ベッドで寝ている時間 < パソコンに向かう時間という方にはぴったりのレイアウトです。
7畳のお部屋の場合
7畳の部屋でオススメのレイアウトはこちら。
テレビ台とテレビを置くスペースもなんとか確保できそうです。7畳クラスの部屋であれば、120~150幅のデスクも視野に考えることができます。小さめのソファを設置しても良いでしょう。テレビゲームを楽しみたい方は、ゲーミング座椅子の導入もおすすめです。
下記ページでは、ゲーミング座椅子を使う、メリットやデメリット等を紹介しています。
ゲームする時に座椅子ってどうなの?ゲーマー向けの座椅子を丸裸!8畳のお部屋の場合
8畳の部屋でオススメのレイアウトはこちら。
一人暮らしの部屋としては、随分と充実感が出ます。大きめのデスクや、ゲーミングチェアを置いても、セミダブルベッドを置ける程度の余裕も出てきます。
もっと省スペース化!デスク周りのレイアウトアイデア
省スペースでも実現できる、パソコンデスクレイアウト集
自宅の省スペースや狭い部屋でもワークスペースを構築できる、「テレワーカー向けのデスクレイアウト集」を紹介しています。部屋のカドを最大限に活用した省スペースのPCデスクレイアウトなど、多数紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
テレワークの最強デスクレイアウト12選!オフィス以上の環境を構築
この記事を見るロースタイルでもパソコンを快適に
ロースタイルがお好みの方、畳のお部屋の方に適したインテリアレイアウト。広めの天板で作業スペースを確保し、収納なども低めの家具でまとめれば、奥行きが出て部屋の空間を広く見せてくれます。狭い部屋でも圧迫感なく過ごしたい方におすすめです。
ロースタイルのデスクの場合、足を崩したり猫背になったり、だらけた姿勢をとりやすくなります。長時間のパソコン作業などを行うと腰を痛めてしまうことも。デスク作業に特化した座椅子「ゲーミング座椅子」を使ったり、しっかりと腰を支える座布団を使用することで、できるだけ身体に負担のかからないスタイルを作りましょう。
ロールタイルのデスク環境の作り方は、以下記事を参考にしてください。
予算10万円。ゲーミングデスクの最強レイアウト11選スタンディングデスクで省スペース化
椅子を置くスペースをなくしてしまえ!というアイデアです。
長時間パソコンを使用する方には向きませんが「パソコンは毎日使うけど、短時間で仕事を終わらせてしまいたい!」「会社では座りっぱなしなので、家ではちょっと健康を意識したい」という方にはおすすめです。
ベッドを活かしたデスク配置
椅子の代わりにベッドを使ってしまえ!というアイデアです。
狭い部屋で、どうしてもデスクを置きたい方や、寝ながらパソコンを扱いたい、という怠惰な生活を送りたい方にはぴったりです。ただ、ベッドは柔らかすぎる場合があるので、腰を傷めないように、座り方には充分気をつけてくださいね。ベッドの上に座椅子を置いて椅子代わりにするのも良いかもしれません。
「ベッドで生活したい」を実現するデスクレイアウト
部屋ごとベッド化してしまうというアイデアです。
椅子や座椅子の代わりに極厚&特大ラグ(部屋ごとベッドラグ)を使用し、ローデスクと組み合わせたロースタイルレイアウトです。
趣味に没頭できる部屋作り
10~30代・男性に人気がある6つの趣味をピックアップし、それぞれの趣味に適したレイアウトを紹介しています。
詳しくは、以下記事をご覧ください。
【男・一人暮らし】趣味に没頭できる部屋作り6選
1K・ワンルームでもデスクは置ける!
インテリアにこだわったお部屋のレイアウト例は、いろいろなサイトで紹介されていますが、実際に自分の部屋に置き換えて考えるのはかなりの想像力を要します。本記事では、狭い部屋にいかに家具を配置するかという問題を、専有する床面積で考えて提案しました。参考になれば幸いです。
快適なパソコンライフを送るためには、デスクと椅子は必須のアイテム。本記事で紹介したデスク・チェアの一部は、こちらで商品詳細をご確認いただけます。