デッドスペースを完全攻略!
デスク周りが驚くほど片付くデスク下収納のススメ
『仕事部屋は狭い、物が多い、片付けられない。』
収納下手な人に多い問題が、デスク周りのデッドスペースに気づいていないということ。デッドスペースとは、有効活用されていない空間のことで、収納上手の人はこのデッドスペースの使い方が格段に上手いです。
そして、デスク周りで最もデッドスペースになりやすい場所がデスク下です。
例えば、120cm(横)×60cm(奥行き)×70cm(高さ)のPCデスクを使っているとします。そして、天板の厚みが2cm、左右の脚部幅が各約3cmとすると、114cm(横)×60cm(奥行き)×68cm(高さ)のスペースがデスク下にあるわけです。
あなたは、これだけ大きな収納スペースを無駄にしてしまっている可能性があります。デスク下のスペースを有効に活用することで、あなたのデスク周りが驚くほど片付きます。
この記事では、前半でデスク下収納が有効なお部屋のタイプを、後半でデスク下に有効な収納アイテムのタイプを学んでいきます。一通り読んでいただければ、あなたのデスク周りをスッキリ片付けるためのヒントが必ず得られます。
こんなお部屋にはデスク下収納がおすすめ
① 天板面積の大きなデスクを使っている
前述でも少しふれましたが、天板面積が大きくなればなるほど、比例してその下のデッドスペースも大きくなります。
画像のL字デスクを例にすると、545×1445×695mmと545×930×695mmの2つのボックスが丁度デスク下に収まる大きさ(約900,000cm³)です。とてつもなく大きなスペースが、デッドスペースになっていることに気づくでしょう。
もしあなたがL字デスクのような大型のデスクを使用している場合、デスク下の収納スペースを使わない手はありません。
② 部屋が狭く、大型の収納家具が置けない
デスク下の収納は、部屋が狭く大型家具が置けない場合にも有効です。
例えば、ワンルームにお住まいの方、自宅の小スペースを仕事場にしている方が該当します。
本棚やメタルラックなどの大型家具は収納力がありとても便利ですが、使えるスペースが限られた環境(部屋が狭い場合)では使えません。
一方で、デスク下に潜り込ませることができるワゴンタイプの収納アイテムの場合、作業領域をこれ(デスク面積)以上広げることなく、散らかっていたものを整理することができます。
③ デスク下に隠して収納したい
デスクの上は常に書類やクリアファイルが山積みに。
このような状況では、恥ずかしくて恋人や友人を自宅に呼べませんね。
「手っ取り早く部屋を綺麗に見せたい。」そう思ったあなたにも、デスク下収納は有効です。
デスク下は人の目線よりも低く、さらに天板でほとんど隠れてしまいます。そのため、デスク下に収納できるタイプのラックを使い、デスク上にあった書類やクリアファイルをそこに片付けるだけで、部屋が散らかっているという印象を与えません。
デスク下への収納は、デッドスペースの有効活用だけでなく、そういったメリットもあるのです。
④ 仕事や勉強が捗る環境を作りたい
仕事でよく使うものをデスク下にまとめておくことで、椅子に座った状態で必要なものにいつでも手が届く環境を作ることができます。
また、仕事や資格勉強(受験勉強)をする際は、「視覚の正面に来る収納」は必要最低限にとどめることがおすすめです。余計な情報が目に入らないようにする(デスク上の収納を減らす)だけで、集中力が上がり、仕事や勉強に没頭できる環境を作ることができます。
デスク下で活躍する収納アイテムとは?
ここでは、どのようなタイプのアイテムがデスク下収納に有効なのかをみていきます。
1. PCワゴン
ホコリが溜まりやすい(掃除しづらい)デスク下では、PCワゴンを利用したパソコン本体の収納がオススメです。
PCワゴンで収納すれば、移動も楽々、お掃除も簡単、今までホコリまみれだったPC周りを常に清潔に保てます。
また、「ホコリが原因でPCが壊れるため、パソコン本体をラックやデスク上に置いている」という方にもオススメです。PCワゴンを使えば、デスク下のデッドスペースにスッキリ収納することができます。そのため、ラックやデスク上の収納スペース(もともとパソコン本体を置いていたスペース)をさらに有効に使うことができます。
※設置イメージPCワゴンの利用で、おおよそ320×670×600mmのデスク下のデッドスペースを活用することができます。
2. プリンターワゴン
仕事部屋で意外と収納に困るのが、プリンターですね。
「デスクの近くに置いておきたいけど、置く場所がない」
そんな時は、プリンターワゴンを使いデスク下のデッドスペースに収納しましょう。
特に、収納棚が2つ付いたタイプがオススメです。1段目にプリンターを、2段目にインクカートリッジや印刷用紙などが収納でき、1つのプリンターワゴンに関連アイテムを全てまとめて収納することができます。
※設置イメージプリンターワゴンの利用で、おおよそ400×500×650mmのデスク下のデッドスペースを活用することができます。
3. ファイルワゴン
デスク上に山積みになっているファイルや本は、ファイルワゴンを使ってデスク下にスッキリ片付けてしまいましょう。
それだけで、デスク上の作業スペースを大幅に節約できます。
ファイルワゴンは、収納棚が傾斜しているものがオススメです。収納棚が傾斜しているタイプのものは、椅子に座った状態でもファイルや本の背表紙が確認しやすく、さらに取り出しが簡単です。収納棚が傾斜していないものと比べると、使いやすさが格段に違います。
※設置イメージファイルワゴンの利用で、おおよそ300×700×480mmのデスク下のデッドスペースを活用することができます。
4. キーボードスライダー
あなたは、キーボードとマウスがデスク上の作業スペースの何割を占めているか知っていますか?
例えば、一般的なPCデスク1000×600mmのデスク上で、キーボードが450×155mm、マウスが100×70mmを使っているとしましょう。
その場合、デスク上の作業スペースの約13%を占めていることになります。それにPC操作がしづらくなるため、キーボードやマウスの周りには物を置けませんよね。そのため、実際にはもっと大きな作業スペースがキーボードとマウスが原因で使われています。
そこで役に立つのが、キーボードスライダーです。
キーボードスライダーを使うことで、キーボードとマウスをデスク下のデッドスペースに収納できます。そのため、キーボードとマウスに占領されていたデスク上のスペースを、丸々新しい作業スペースとして使うことができます。
特に、液タブを使うイラストレーター、MIDIキーボードを使うDTMerなどの職業(デスク上の作業スペースを必要とする職業)の方にオススメです。
キーボードスライダーのもう一つのメリット
実はキーボードスライダーには、奥行き幅を拡張するというもう一つのメリットがあります。
例えば、デスク下(足元付近)に奥行き幅のあるものを収納した場合、椅子に座った時に足の置き場が狭くなってしまいます。
そのような場合に、キーボードスライダーを使うことで、奥行き幅を拡張し、足を置くスペースを確保することができます。
5. 組合わせて使った場合
今回紹介した(1)~(3)の収納アイテムを組合わせて使うことで、デスク下のデッドスペースをどのくらい活用できるのかを見ていきましょう。
収納アイテム 活用できたスペース PCワゴン 約130,00cm³ プリンターワゴン 約130,000cm³ ファイルワゴン 約100,000cm³ 合計 約360,000cm³ 今回例に挙げたL字デスクのサイズ(約900,000cm³)で計算すると、約40%のデスク下のデッドスペースを活用できることになります。
さらに、(2)のキーボードスライダーも合わせて使うことで、695×300mmの天板面積を拡張することができます。
このように、デスク下収納に適したアイテムを上手に配置するだけで、あなたのデスク周りは驚くほどに片付くでしょう。
下記の記事では、さらなる収納上級者になるためのデスク下以外の収納術をご紹介します。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今まで「私の仕事部屋は狭いし、物が多いから…。」と諦めていた方も、「そうか、デスク下のデッドスペースを使えばいいのか。」「こんな収納アイテムを探していた。私の仕事部屋に使えるな」等と考え方が変わったのではないでしょうか。
最後に、何よりも重要なことはすぐに行動に移すこと。
この記事を読み終えた直後からはじめてください。
収納上手への第一歩はそこからはじまります。
【番外編】デスク周りの配線整理 3つのポイント!
デバイスが増えるにつれて、ついついごちゃごちゃになってしまいがちなデスク周りのケーブルや電源タップなどの配線。そのまま放置しておくとさらに散らかったり、不便なだけでなく火災の原因となるリスクもあります。3つのポイントを抑えてすっきり解決しましょう。
- ポイント①「束ねる」…散らばった配線をまとめます。
- ポイント②「隠す」…配線を隠すことで見た目がすっきりします。
- ポイント③「浮かせる」…配線を浮かせることで【埃がたまりにくくなる】【蹴飛ばすリスクを避ける】【すっきり片付く】といったメリットがあります。
特に効果の高い②「隠す」③「浮かせる」ですが、自分でDIYを行う必要があったりと、なかなか対処しにくという問題があります。
そこで、「隠す」「浮かせる」を一度に解決できる「ケーブルオーガナイザー(BHP-C500-BK)」「エクステンションデスク(BHC-1200H)」の導入をおすすめしています。
できるだけ予算を抑えたい方は下記の記事もご参照ください。
【デスク周りの配線整理】「束ねる」「隠す」「浮かせる」で予算やレベル別に解決!
この記事を見るBauhutte デスク下収納アイテム
最後に、弊社(Bauhutte)商品の中から、今回紹介させていただいたデスク下収納に関連の高いアイテムを載せておきます。