壁寄せテレビスタンドって実際どうなの?
7つのメリット・デメリット

壁寄せテレビスタンドって実際どうなの? 7つのメリット・デメリット

場所を取らずにすっきりおしゃれにテレビを置ける「壁寄せテレビスタンド」。

とても便利そうに見えますが、実際のところはどうなのでしょうか。

実際に壁寄せテレビスタンドを部屋に設置してみて、どんな設置イメージになるかも検証。

「地震のときにに倒れないの?」といった素朴な疑問やデメリットも含めてチェックしていきます。

壁寄せテレビスタンドの種類

  • 高さ (ロータイプ・ハイタイプ)

    壁寄せテレビスタンドには大きくハイタイプ、ロータイプの2種類があります。部屋のレイアウトや視聴環境に合わせて選びましょう。

    • 【ハイタイプ】

      ハイタイプ

      リビングテーブルの椅子に座ってテレビを視聴する場合や寝室に設置したい場合は、高めのハイタイプを選ぶのがおすすめです。

    • 【ロータイプ】

      ロータイプ

      ソファや床座りなど、リラックスした姿勢でテレビを視聴する場合は、低めのロータイプを選ぶと目や肩に負担をかけずにテレビを視聴できます。またロータイプを選ぶことで部屋全体が広々とした印象になるという効果もあります。

  • その他機能

    • つっぱりタイプ:安定感を高めます。

      つっぱりタイプ
    • キャスター付き:掃除や配置換えなど移動の時に便利です。

      キャスター付き

壁寄せテレビスタンドのメリット

  • 邪魔になりにくい

    邪魔になりにくい
    邪魔になりにくい

    壁寄せテレビスタンドの最大のメリットは何といってもテレビ台のように邪魔にならずにすっきりスマートにテレビを配置できるという点です。

    邪魔になりにくい

    例えば、50インチのテレビをテレビ台に設置する場合、最低でも幅が110㎝程度あるテレビ台に置く必要があります。テレビが大型化するほどテレビの土台も大きくなるので、ある程度の奥行きも必要になります。仮にテレビ台の奥行きが40㎝とすると、50インチのテレビを設置するために幅110㎝×40㎝のスペースが必要ということになります。

    壁寄せテレビスタンドでも土台はありますが、厚みの薄いプレートタイプかフレームタイプなので部屋の中で圧迫感や邪魔に感じにくいです。

    狭い部屋に設置してもテレビスタンドの存在感が感じにくく、部屋がすっきりするという点が大きなポイントです。

  • 配置換えがしやすい

    補強工事が必要な「壁掛け」テレビは一度施工してしまうと別の場所に設置することは難しいです。壁寄せテレビスタンドなら部屋の模様替えに合わせて自由に場所を変えることができます。

    「壁掛け」テレビは移動が難しい

    配置換えがしやすい
  • 設置場所の⾃由度が⾼い

    狭い
    広い

    テレビ台と比較して設置面積が小さく、テレビ台の棚の立体感がないので、寝室の狭いスペースにテレビを設置したい場合や部屋の角にテレビを設置したい場合にもより自由度の高い設置ができます。

    設置場所の⾃由度が⾼い

    部屋のカドに設置したい場合も、テレビ台と比較して邪魔になりにくいのでおすすめです。

    設置場所の⾃由度が⾼い

    実際に同じ場所にテレビ台も設置してみました。思ったよりもすっきりと設置することができましたが、テレビ台の裏にデッドスペースができてしまいました。収納力や好みによって「壁寄せスタンド」にするか「テレビ台」タイプにするか選びましょう。

  • 意外と安定している

    意外と安定している

    一本のポールで自立している外見上、「地震の時にすぐに倒れてしまうのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、土台のスタンドが全面にせり出して重心は後方にあるので前に倒れにくい構造となっています。後方は壁寄せしているので基本的に転倒の心配はないでしょう。

    意外と安定している

    壁寄せテレビスタンドはテレビ画面を直接スタンドを固定しているので、耐震対策をしていないテレビと比較した場合、テレビ本体が倒れるリスクはテレビスタンドの方が低いと考えられます。テレビスタンドではなく、テレビ台を使用する場合は、耐震ベルトなどを活用してテレビ画面とテレビ台を固定するようにしましょう。

    意外と安定している

    重心の低いロータイプのテレビスタンドの方が安定感は高いですが、ハイタイプでもより安定感を重視したい場合はつっぱりタイプのテレビスタンドを選びましょう。テレビ台、テレビスタンドいずれにしても、土台の奥行きに対して高さが高くなるほど安定感は低くなります。

    ※耐震性能や耐荷重は製品によって異なるので事前に十分確認しましょう。

  • 掃除がしやすい

    掃除がしやすい

    テレビ台の場合、形状にもよりますがテレビ台を移動してこまめに掃除をしないとテレビ台の下に埃がたまってしまいます。壁寄せテレビスタンドであればスタンド部分の面積が小さいので、テレビ台を移動させる手間がなく楽に掃除することができます。土台がプレートタイプのものでも、フローリングの延長で簡単に掃除ができます。

壁寄せテレビスタンドのデメリット

  • 収納⼒が⼩さい

    収納力が小さい

    壁寄せテレビスタンドの最大のデメリットは、収納力が小さいことです。ブルーレイ(DVD)プレイヤー、HDDレコーダー、無線機器、ゲーム機などテレビ周りにたくさんの機器を設置したい方はテレビ台のタイプを選ぶことをおすすめします。

    収納力が小さい

    DVDや本、その他の小物などは必ずしもテレビ台(テレビの下)に収納しておく必要はなないものもありますが、テレビと常時接続しておく必要のあるレコーダーやゲーム機などの機器はテレビ台のすぐ下にまとめて収納できると便利です。

    子供がいる方など、今後テレビ周りの機器が増える可能性がある方は、テレビ下収納に余裕のあるテレビ台を選ぶことも選択肢に入れてよいかもしれません。

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  • 配線が⽬⽴つ

    配線が目立つ

    壁寄せテレビスタンドはテレビ画面が高い位置に配置されることが多く、また背面がオープンになっているので、テレビ画面に接続しているケーブルがどうしても目立ってしまいます。スタンド部分に配線収納が付属しているタイプのものを選ぶようにしましょう。ケーブルカバーや配線モールなどの配線整理グッズを使うとより綺麗に配線を整えることができます。

    こちらの記事では配線整理グッズを紹介しています。
    ※デスク周り配線の記事になります。

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テレビ画⾯の⾼さ設定について

壁寄せテレビスタンドを選ぶ上で大切なのが、テレビ画面の高さ設定です。「壁寄せテレビスタンドの種類」で解説した通り、壁寄せテレビスタンドはハイタイプとロータイプの2種類あるので自分が設定したい高さによってどちらにするか選ぶ必要があります。

主にテレビ画面のサイズや何に座ってテレビを観るかによって、テレビ画面の適切な高さが決まります。

また、実際に設置してみてから、テレビ画面の高さが調整できるように、高さの調整機能がついているタイプを選ぶことをおすすめします。

高さの調整機能

快適な視聴環境作りを重視する場合はテレビ画面の高さが目線より低めになることを推奨していますが、リビングなど広いスペースに設置して家族でテレビを観る環境の場合は、遠くの場所やダイニングテーブルお奥の席からもテレビ画面が快適に見れる高さになっているか確認してください。配置によってダイニングテーブルが視界の邪魔になってテレビ画面が見にくくなる場合があるので、環境に合わせて調整が必要です。場合によってはテレビ画面をやや高めに設定した方が良い場合もあります。

壁寄せテレビスタンドの地震対策

壁寄せテレビスタンドの地震対策

記事の前半で説明した通り、テレビスタンドの転倒リスクはテレビ台と比較して大きくないことがわかります。地震の時の転倒リスクをより軽減したいという方は、転倒防止ワイヤーが付属されているものを選んだり、つっぱりタイプのものを選ぶとより安心でしょう。テレビスタンドの土台部分に耐震マットを貼ることで対策することもできます。

デスクの裏にテレビスタンドを設置するアイデア

デスク⽤テレビスタンド

据え置きパソコンが使えるデスクを部屋に設置している方は、モニターの上にテレビ画面を配置してテレビの設置スペースを節約するというアイデアもあります。

画像の「デスク用テレビスタンド」は2020年 発売予定。

まとめ

壁寄せテレビスタンドのメリット・デメリットについてまとめました。それぞれの部屋にとってどのタイプのテレビスタンド・テレビ台を選ぶのが理想なのか検討する参考になれば幸いです。

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