ゲーム機(ps4/switch)収納のためのテレビ台。
決定版はこれ!

「テレビ台の周りに散乱するゲーム機とその配線、コントローラー、ゲームソフト…」 たくさんのゲーム機を持っている方には「あるある」な光景です。
「一度散らかると、片付けるのがめんどくさくなってさらに散らかっていく」という負のスパイラルは誰もが経験しているのではないでしょうか。
今回はそんなゲーム機の収納問題を解決する、テレビ台をご紹介します。
テレビ台選びにおいて、「ゲーム機を収納したい」という目的がある場合はいくつか注意すべきポイントがあるので、その点についても解説していきます。
PS4やSwitchを収納したいという方も、テレビ台の奥行きや高さがどのくらい必要か、すっきり片付いた状態で便利に使うにはどんなテレビ台が良いのか、購入する前にしっかり確認しておきましょう。
ゲーム機収納のタイプと選び方
ゲーム機収納には「テレビ台」タイプの他に、「専用ラック」タイプのものがあります。使用イメージや部屋のレイアウトによってどちらが合いそうか検討しましょう。
ラックタイプ
「専用ラック」タイプはスライダー付きなのでゲーム機本体を引き出し、ソフトの出し入れなどの操作がスムーズにできます。「すでに持っているテレビ台の横にゲーム機用の収納棚を置きたい。」という方は専用ラックタイプを選びましょう。ゲーム機をひとまとめに縦積みできる点もポイントです。
テレビ台タイプ
「テレビ台」タイプはテレビ台とゲーム機収納を兼用できるので、スペースを有効活用することができます。また、ゲーム機はテレビモニターに配線をつなげる必要があるので、テレビ画面のすぐ下のテレビ台にゲーム機を収納することにより、無駄のない導線で配線を整理できるというメリットもあります。
ゲーム機収納にはオープンタイプのテレビ台がおすすめ
オープンタイプのテレビ台とは、棚の前後に扉や背面の壁がついていない、吹き抜けになっているタイプのテレビ台のことです。ゲーム機の設置に様々なメリットがあります。
ゲーム機の操作
ゲーム機のオンオフや、ソフトの出し入れをするため、扉のついていないオープンタイプのテレビ台を選びましょう。扉のついているタイプは操作をする度に開け閉めする必要があります。
ゲーム機のコントローラーをカゴに入れて一緒にテレビ台に収納して置いておく場合も、オープンタイプのテレビ台なら、カゴをさっと引き出してすぐに使うことができます。
Nintendo Switchの収納の場合は、Joy-Con・Joy-Conグリップやソフト、Switch本体など特に細かいアイテムが多いので本体ごとまとめてカゴに収納してしまっても便利です。オープンタイプの棚なら、カゴを定位置に戻すのもめんどくさくならずに、すっきりと片付いた状態にしておきやすい環境にできます。
ゲーム機の排熱
背板や前面に扉がついているタイプのテレビ台だと、テレビ台の中に熱がこもってしまい、ゲーム機の排熱を阻害してしまうことがあります。空気の流れが良い開放タイプのテレビ台を選ぶようにしましょう。
PS4、Xboxなど演算処理の高いゲーム機はもちろんですが、Switchなどでのハードでも熱暴走は起こります。ゲーム機を起動させている時に、空気がこもってしまうような場所にゲーム機を設置しておくのは危険なので避けるようにしてください。
特に夏場はゲーム機の温度が上がりやすいので注意しましょう。ゲーム機本体に熱の負担をかけ続けると、ゲームがフリーズしてしまったり、場合によってはゲーム機が故障する原因となってしまうこともあります。
配線の取り回しとメンテナンス
ゲーム機の後ろから出ている電源ケーブルや映像系の端子などの配線を整理するために、背面は開放しているものを選ぶと良いでしょう。
特にPS4、PS3、Wii、Switch、Xboxといった形で複数のゲーム機がある場合や、レコーダーなどの機器が多い場合は背面にケーブル穴がついているものより、オープンタイプのものを選ぶと便利です。
また、ゲーム機を収納して整理した後も、ゲーム機本体を入れ替えたり、掃除したりすることに配慮しましょう。はじめは完璧に整理整頓できていても、使い勝手が悪かったり、継続して整頓しにくいものだと結果的に散らかってしまいます。「ゲーム機が増える」可能性や今後日常的に使うところまでイメージして選びましょう。
ゲーム機のサイズと収納イメージ
テレビ台を選ぶときには、収納したいゲーム機やレコーダー、周辺機器などが十分に収納できるか確認しましょう。
ゲーム機が収納できる奥行きのテレビ台を選ぼう
テレビモニターの下に設置するブルーレイレコーダーやゲーム機が収納できる十分な奥行きのあるテレビ台を選びましょう。一般的なゲーム機の奥行きは大きくても30㎝前後。収納棚の奥行き30~35㎝程度はあるテレビ台を選ぶようにしましょう。数は少ないですが、ゲーム機の種類によっては35㎝を超える大型のハードもあるので、購入前に寸法を確認しておきましょう。
- <参考>
※同じハードでも、製品モデルによって寸法が異なります。あくまで参考値としてください。ハード名 幅(cm) 奥行き(cm) 高さ(cm) PlayStation 4 27.5 30.5 5.3 PlayStation 4 Pro 29.5 32.7 5.5 PlayStation 3 32.5 27.4 9.8 Nintendo Switch 23.9 1.39 10.2 Xbox One 33.3 27.4 7.9 Xbox 360 30.9 25.8 8.3 PS4
表をみて分る通り、PS4の奥行きは30.5㎝になるので、PS4を収納する場合は奥行きが30㎝は確保できる収納棚が必要になります。
Switch
Nintendo Switchは本体のサイズが高さ10.2㎝あります。縦に据え置きの状態で設置するには「Nintendo Switch ドック」の高さも考慮する必要があるので、余裕を持って15㎝程度の高さがあるとドックに繋いだ状態で設置ができます。
- <参考>
テレビ台の幅について
テレビ台の幅についてはテレビ画面の幅以上のものであればテレビモニターを設置可能ですが、テレビモニターよりも幅の広いものを選んだほうが見た目のバランスが良いとされています。幅が広いほど収納力がアップし、余ったスペースにはゲームソフトの収納などの収納としても活用できます。テレビ台の設置スペースが十分にある場合は幅が広めのテレビ台を選ぶとよいでしょう。
幅100㎝と幅120㎝のテレビ台にゲーム機を収納してみた
ではテレビ台の幅によってどのくらいのゲーム機を収納することができるのか、実際に配置してみました。幅100㎝だと棚1段につき2~3台、幅120㎝のテレビ台だと棚1台につき3~4台のゲーム機を収納することができました。
幅100㎝のテレビ台に大きめなゲーム機(PS4、PS3、PS2)を配置すると、下の写真のようにかなりスペースに余裕のない印象があります。120㎝の棚に置き換えたところ、大きめのハード3台分がすっきりと収まりました。
ゲーム機の種類によって本体の横幅は大きく異なるので、収納したいゲーム機のサイズを実際に測って、テレビ台に収納できるか確認してみてください。
幅100㎝のテレビ台
上段:PS4、PS3、PS2
下段:ゲームキューブ、PS、ニンテンドー64幅120㎝のテレビ台
上段:PS4、PS3、PS2
下段:ゲームキューブ、PS、ニンテンドー64、ファミコン
ゲームソフトが収納できる棚の高さ
ゲームソフトを縦置きしたい場合は棚の高さも確認しておきましょう。PlayStation 4のソフトのサイズは一般的なBlu-rayディスクのケースと同じく、横135.6mm×縦171.5mmになります。ソフトの収納と取り出しやすさを考慮すると棚(収納部分)の高さ20㎝程度あると良いでしょう。
ゲーム機収納に配慮した仕様のテレビ台を選ぼう
棚板の材質
「ゲーム機の排熱」で解説した通り、収納したゲーム機の排熱には十分に配慮する必要があります。テレビ台の材質には「木製」や「パーティクルボード」、「スチール」など様々なものがありますが、ゲーム機を収納したいと考えている場合、排熱を阻害しにくいスチール性のものがおすすめです。スチール性の棚でもパンチング(穴あき)加工がされているものだとさらに排熱性が高く安心です。
高さ調節のできるテレビ台
「テレビゲームは1日1時間まで」と決めて守ることができるのが理想的ですが、ついつい長時間ゲームをしてしまうことあるかと思います。
長時間のゲームは目や体に負担をかけてしまうリスクがあります。できる限りゲーム中の目の負担や疲労を軽減するため、高さ調節機能のあるテレビ台を選ぶのがおすすめです。テレビから十分な視聴距離を確保するのはもちろんですが、テレビ画面が目線の少し下になるようにテレビ台の高さを調整すると、目や肩の負担を軽減することができます。
キャスター付きのテレビ台
テレビ台はキャスター付きのものを選ぶと良いでしょう。テレビ台の下は埃がたまりやすいので、キャスター付きを選ぶことでこまめな掃除がしやすくなります。
また、収納しているゲーム機が多いと、テレビ台から出ている配線の数も多くなります。ゲーム機とテレビディスプレイをつなぐ配線をしっかりと整理しておけば、テレビ台ごとキャスターで移動して掃除できるので、「配線周りの掃除をしないで埃がたまっていく」というような事態になることも防ぎやすくなるでしょう。
ゲーム機収納の工夫
配線の整理
複数のゲーム機を持っている方は、ゲーム機の電源ケーブル、HDMIケーブルなどごちゃつきがちな配線の整理も十分に考える必要があります。ごちゃついた配線は見栄えが悪く不便なだけでなく、放置しておくと埃もたまり、火災のリスクも高まります。
【デスク周りの配線整理】「束ねる」「隠す」「浮かせる」で予算やレベル別に解決!
この記事を見るこちらの記事はデスク周りの配線整理についてまとめた記事ですが、ゲーム機の多いテレビ台周りにも応用することができます。「束ねる」「隠す」「浮かせる」を意識して配線をすっきり整理しましょう。
ゲームソフトやコントローラーの収納
100円ショップやインテリアショップで売っている収納ボックスを活用しましょう。箱の色を揃えるとよりおしゃれで整理されている印象になります。
蓋付きのものを選ぶと、中のものを目隠ししてすっきりできるだけでなく、埃からゲームソフトなどの小物を守ることもできます。
より細かいアイテムを収納したい場合はファスナー付きの収納ケースを活用したり、収納ボックスに間仕切りを設けるなどの工夫をするのもおすすめです。
おすすめのゲーム機収納
昇降式テレビ台
昇降式
天板の高さを37㎝~56㎝の幅で調節することができます。テレビ画面のサイズや座面高に合わせてテレビ台の高さを調節し目線を下げることで、目にできるかぎり負担をかけない設定にしましょう。
排熱を阻害しにくいパンチング棚
上段の棚にはパンチング加工のスチール板を採用。ゲーム機やレコーダーなどのハードを設置した際に排熱を阻害しにくい設計となっています。
オープン設計
背板や扉のあるテレビ台と比較して、熱がこもりにくい設計となっています。ゲーム機の配線を整理する際にも便利です。
キャスター付き
キャスター付きでらくらく移動ができます。ゲーム機の配線整理や掃除に便利です。キャスターはストッパー機能付きです。
ゲーム機収納ラック
スライダー
下段と中段の棚はスライダー式となっております。カセットや蓋のついたタイプのハードの収納する際にハードを棚から取り出すことなくソフトの交換が可能です。
排熱を阻害しにくいパンチング棚
全ての棚板にパンチング加工のスチール板を採用。ゲーム機を設置した際に排熱を阻害しにくい設計となっています。
オープン設計
扉のある収納棚と比較して、熱がこもりにくい設計となっています。ゲーム機の配線整理にも便利です。
コントローラースタンド
コントローラーを2台収納できます。
おすすめレイアウト
ネオ・クラシック
90 年代に大流行した、古典的テレビゲーム部屋の現代版にリバイバルして再現したレイアウトです。「昇降式テレビ台」と「ゲーム機収納ラック」を配置することでゲーム機の収納スペースを十分に確保しました。
昔ながらの「地べたスタイル」に進化を加えて再現しています。長時間地べたでゲームをするとついつい猫背になってしまったり、体に負担をかけてしまうことがありますが、プロゲーマー向けに設計したゲーミングチェアと同じ構造の「ゲーミング座椅子」を導入することでゲームプレイ中の「姿勢」にも配慮し、快適にゲームができる環境を追求しました。
まとめ
ゲーム機収納におすすめのテレビ台とその選び方についてまとめてみました。この記事を読んでいただくことで、どういった点に配慮してテレビ台を選べば良いかわかったかと思います。自分の使用環境や妥協できないポイントを掴んで、自分にとって理想的なテレビ台を選べるようになっていれば嬉しく思います。