旭プロダクション×Bauhutte
SAチルトデスク インタビュー

旭プロダクション×Bauhutte SAチルトデスク インタビュー

快適なデスク環境の構築を提案しているバウヒュッテから、2022年11月、イラストレーターに最適な「SAチルトデスク」が登場します。

発売に先立ち、「プロ」が集うアニメーションスタジオへ先行導入し、使用感をレビューしていただきました。

今回お話を伺ったのは、「旭プロダクション」の森さん。
アニメ『イナズマイレブン』『約束のネバーランド』『フルーツバスケット』『ピーチボーイリバーサイド』『ドールズフロントライン』など、数々の作品に携わってきた森さんに、現場の生の声をお聞きします。

アナログ/デジタルの作画スタイルを使い分けているというアニメ制作現場で活用した、SAチルトデスクの機能とはー
実際のアニメ制作現場の様子を覗かせてもらいながら行った、体験インタビューの様子をお届けします。

絵師のための「SAチルトデスク」

天板を絵が描きやすい角度に起こせる 、絵師専用の昇降デスクです。

ガス圧式の天板昇降・チルト機能を搭載し、デスクの高さ・角度を直感的に最適なポジションへ調節できます。身長や作業スタイルにあわせて、快適な作業環境を構築することが可能です。

天板に角度をつけることで、視線に対して水平に作画できるので、遠近感が捉えやすくデッサンが狂いにくいというメリットも。また、ペンタブレットに付属しているスタンドの高さが足りないときにも、角度の微調整が行なえて便利です。

座り姿勢だけでなく立ち姿勢にも対応し、姿勢の切り替えで気分をリフレッシュすることもできる、イラスト制作に最適なクリエイター向けデスクです。

旭プロダクション PROFILE

フィルム時代のアニメ撮影業務からスタートし、2023年に創業50周年を迎えるアニメーションスタジオ。

1990年代後半より、制作・CG・作画と業務の幅を広げ、これまでに数多くの作品に携わってきた。

2010年には、宮城県白石市に完全ペーパーレスのデジタル作画スタジオを開設。
開設当時は動画スタッフのみであったところ、ノウハウとキャリアを積み重ね、作画監督や演出も誕生。

最新作は、2023年放送予定のTVアニメ『アルスの巨獣』、『おとなりに銀河』。

旭プロダクションHP:https://asahi-pro.co.jp/

長時間座りっぱなしの環境

旭プロダクション 森さん(似顔絵)
旭プロダクション 森さん(似顔絵)

――本日はよろしくお願いいたします。まずはじめに、自己紹介をお願いします。

森:よろしくお願いいたします。現在、作画としてアニメの制作工程の原画・作画監督・演出・絵コンテを担当している、森と申します。

――ありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします!今回、弊社の新製品の「SAチルトデスク」のモニターとしてご参加いただきましたが、もともとの作業環境はどのようなものだったのでしょうか?

森:普通の会社のオフィスにあるような、事務用のデスクを使っていました。そこにモニターが2枚、キーボード、マウス、板タブ(30cm×22cm)がある…といった感じですね。

――シンプルな事務机だったのですね。サイズ的にはどのような感じでしょうか?

森:「SAチルトデスク」とほとんど同じくらいだと思うのですが、使っていた事務机は奥にモニターラックが付いているタイプだったので、天板面積的にはやや手狭でした。

――たしかに、通常のPCデバイスに加えて板タブを置くとなると、広い作業スペースが必要になりますね。その他に、これまでの作業環境に感じていた不満や不都合などはありますか?

森:業務的に長時間座っていることが多いので、やはり腰回りへの負担が大きい点が悩みでしたね。あとは、「描く」という作業に特化したデスクではなかったので、「もう少し快適な作業環境をつくるために工夫できるところがあるかもなあ」と日々感じてはいました。

――長時間というのは大体どれくらいの時間になるのでしょうか?

森:大体今だと、1日10時間くらいはデスクで作業をしていますね。

――10時間!!それはなかなか過酷ですね…。間に休憩を取られたりはされるのでしょうか?

森:昼休みが1時間ほど設けられているのですが、それに加えて各々自由に小休憩を挟んでいます。ちょっと疲れたり、息抜きしたいなという時は席を外していますね。ただ、集中してくると何時間も立つのを忘れることもあります(笑)

――やはり、気をつけていてもつい座りっぱなしに…というのは、アニメーターあるあるなのですね。

動く→描く をスムーズに

実際にお使いいただいた作業環境
実際の作業環境

――ここからは、実際に「SAチルトデスク」をご使用いただいての感想をお伺いします。まず、先程も話題にあがっていた、デスクのサイズについてはいかがでしたか?

森:作業スペース的に、ちょうど良かったです。余程大きな液晶ペンタブレットでも置かない限り、全く問題ないかなと思います。

――ありがとうございます。では次に、天板の高さ調節機能は、どのような状況で使われていましたか?

森:以前から(座りっぱなしによる)腰への負担が気になっていたので、スタンディングでの作業に挑戦してみました。ただ、ずっと立ちっぱなしだとそれはそれで疲れてしまうので、適度にデスクを上げたり下げたり(立ったり座ったり)しながら使っていました。

――スタンディングスタイルもお試しいただいたのですね。実際の使用感はいかがでしたか?

森:原画・カッティング用素材作成などの作業時は、実際に自分で身体を動かしながら描いているのですが、今までは「いちいち立って、動きを確認して、座って、描いて」…というのを繰り返していました。スタンディングで作業することによって、「動いてそのまますぐに描ける」というのがすごく良かったなと感じました。

――なるほど。まさに、プロの現場でのリアルな声が聞けてうれしいです!高さ調節のやり方についてはいかがでしたか?

森:最初はちょっとコツが要りましたが(笑)、把握出来てからは問題なく使用できました。

――よかったです!「SAチルトデスク」はガス圧式昇降で、女性ひとりでも気軽に高さ調節できる点がこだわりのひとつでもあるので、そのように言っていただけて安心しました(笑)ちなみに、スタンディング時はデスクをどのくらい高くしていたのでしょうか?

森:私は身長が160cmなのですが、一番高くしてちょうど良かったです。

――こちらが思っていたよりも高めのセッティングですね。それぞれのクリエイターさんの作業スタイルによって、描きやすい高さも変わってくるんですね。

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「少しだけ」の角度が重要

板タブでの作画時の使用シーン
板タブでの作画時の使用シーン

――最後に、角度調節機能の使用感についてもお伺いします。今回、天板を起こして使用される機会はありましたか?

森:絵コンテを描くときに紙でラフを描いているのですが、その時にチルト機能を活用しました。デスクを一番高くして、天板にも角度をつけることで、かなり直感的に作業が出来たなと思います。

――ということは、デジタル・アナログでの作業を切り替える際に、デスクの高さと角度を変えて使われていたということでしょうか?

森:その通りです。デジタル作画(板タブ)では角度は起こさずフラットに、アナログ作画ではやや角度を付けて使っていました。

――角度調節は、主にアナログでの作業時に役立ったということですね。使いやすかった角度などはありますか?

森:5°くらいですね。いつも平らに紙を寝かして描いていたので、角度を立てすぎると描きにくくて、緩やかな角度の方が私的には描きやすいように感じました。

――フラットなデスクでの作業と比べて、どのような点で描きやすいと感じられましたか?

森:首の疲れが軽くなったなと感じています。これまでは、絵を描くときは下を向いて、モニターの資料を確認するときは上を向いて…と、頭を大きく動かしながら作業していたのですが、その動作が小さくてすむようになりました。もしかすると、(天板を一番高くして)立って作業していたというのも、首の負担軽減に関係していたのかもしれないですね。

――デスクを自分にあった高さ&角度に調節し、立って作業することで、自然と正しい姿勢がキープしやすくなっていたのかもしれませんね。

森さん、本日は誠にありがとうございました!

旭プロダクションさんで使用されているペンタブレット

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撮影協力

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