エイム精度を引き上げろ。
エイミングデスクで後傾姿勢を作る方法。

エイム精度を引き上げろ。エイミングデスクで後傾姿勢を作る方法。

この記事では、より高いレベルのエイムを求めるゲーマーを対象に、“エイミングデスク”を使った後傾姿勢の作り方を解説しています。

エイム精度を上げるコツとして「特定のゲーム/シーン別での練習方法」「デバイスの選び方と設定方法(ハイセンシ/ローセンシ・・・他)」といった話はよく聞くのですが、操作時の「フォーム(姿勢)」について語られることはこれまであまりありませんでした。ゲームでもなく、デバイスでもなく、あなた自身の身体と向き合うことで、エイムの可能性を突き詰めてみましょう。

スーパーゲーミングデスク

そもそもエイム(AIM)とは何か

そもそもエイム(AIM)とは何か

主にFPSにおいて、標的を撃ち抜く一連のマウス操作のことをエイム(AIM)と言います。ただ照準を合わせるだけでなく、より速く、より正確に標的を撃つ必要があり(もたもたしてるとやられます)、多くのプレイヤーが日々このエイム技術の上達に励んでいます。エイムは普通、①標的を発見/先回りする→②照準を合わせる→③撃つ(クリックする)の3ステップで行います。どれかひとつでも苦手があるとダメで、例えば②照準を合わせる技術が高くとも、①標的の発見が遅いと意味がなくなってしまいます。

エイム上達のカギはフォーム

FPSの勝敗を分けるエイムの技術。効率よく上達するにはどんな練習をすればいいのでしょうか。スポーツをヒントに考えてみましょう。

私は小学生からサッカーをしています。はじめのころは、まわりと比べて明らかに上達の遅い子供でした。いくら練習しても狙ったところにボールが飛んでくれません。見かねたコーチがある日、「正しいフォームで練習するように」とアドバイスしてくれました。注意ぶかく観察してみると、確かに上手な選手はみなフォームが綺麗なのです。自然な体勢で無理なくボールを蹴るから、「ズバッ」とまっすぐ飛んでいきます。ただがむしゃらに数をこなすのではなく、自分に合った正しいフォームで練習することが上達の近道なのだと理解した瞬間でした。

フォームが大事。これはFPSの世界でも同じと思っています。くり返し練習すれば誰でも今よりは上手になります。脳や筋肉がそのゲームに慣れるからです。でももし、まわりと比べて明らかに自分の成長が遅いと不安になったら?もっと少ない時間で上手くなりたいと思ったら?そのときにカギになるのが、自分に合った正しいフォームで練習するということなのです。

ほとんどのゲーマーが前傾姿勢でプレイしている

椅子に座る(机に向かう)フォームには大きく2種類あります。多くのゲーマーが使っていると思われる「前傾姿勢」と、バウヒュッテがおすすめしたい「後傾姿勢」です。

  • 多くのゲーマーが採用する「前傾姿勢」

    多くのゲーマーが採用する「前傾姿勢」
    多くのゲーマーが採用する「前傾姿勢」

    まずは前傾姿勢から見ていきます。机に紙を置いて文字を書くときの姿勢もこれです。「いつもの姿勢だから慣れている」というのが前傾姿勢の最大のメリットです。ただ、これがエイムにおける正しいフォームなのかと言われると疑問が残ります。まず側面の画像ですが、ヒジが身体より大きく前に出ることで、椅子と背中の間に空間ができていることが分かります。特にFPSのような没入感の高いゲームでは、熱中するとどんどん姿勢が前のめり(猫背)になっていきますので、首や背中への負担が大きく、長時間プレイにはおすすめできません。もう一点、正面画像を見てください。ワキやヒジが開き、腕が伸びていることが分かりますね。この状態では、肩や腕のふらつきが手先に伝わり、エイム精度を落とす一因になり得ます。

  • バウヒュッテおすすめ「後傾姿勢」

    バウヒュッテおすすめ「後傾姿勢」
    バウヒュッテおすすめ「後傾姿勢」

アームレストで簡易的な後傾姿勢を作る方法

アームレストで簡易的な後傾姿勢を作る方法

前傾姿勢で判明した「猫背になりがち」「腕が伸びきる」といった課題は、後傾姿勢で対策することができます。ゲーミングチェアのアームレストを活用し、簡易的な後傾姿勢を体験してみましょう。画像のように、デスクと同じ高さにアームレストをセットし、天板の延長のようなイメージで腕を乗せてみてください。前傾姿勢と比べて、身体全体がやや後ろに下がった感じがしませんか?この状態で1時間ほどプレイしてみてください。操作しやすい、疲れにくいと実感するようであれば、あなたには後傾姿勢の適正があると思われます。

※上下昇降に対応したアームレスト、または高さ調整が可能なデスクが必要です。

エイミングデスクで完全な後傾姿勢を作る方法

エイミングデスクで完全な後傾姿勢を作る方法
※動画で使用している昇降式L時デスクはエイミング専用タイプではありません。

簡易的な後傾姿勢が気に入ったあなたには、バウヒュッテの通称エイミングデスク(昇降式L字デスクラージ BHD-820H-BK)が絶対的におすすめです。簡単に言うと椅子の右横に設置するサイドデスクなのですが、アームレストだけでは不可能な完全な後傾姿勢に対応します。画像の通り、ヒジが身体の真横にくることで、背中をピタっと椅子に預けることができるようになります。画像では割愛していますが、ヘッドレストもしっかり首裏にフィットします。正面画像はどうでしょうか。ワキが閉まり、ヒジが折りたたまれています。これにより腕をしっかり固定したエイムが可能になります。

2つのフォームの違いをgif動画で確認しておきましょう

エイミングデスクで完全な後傾姿勢を作る方法

究極の後傾姿勢。エイミングデスクで寝たまま操作する方法

究極の後傾姿勢。エイミングデスクで寝たまま操作する方法
究極の後傾姿勢。エイミングデスクで寝たまま操作する方法

たいていのゲーミングチェアには「リクライニング」という、背もたれを後方に倒す機能がついています。高さを低めに設定したエイミングデスクと組み合わせると、寝たまま無理なくマウス操作が可能になります。精度の高いエイムを行うのはさすがに厳しいですが、休憩しながらプレイ動画や攻略サイトを閲覧にするには十分です。

ツイッターでも注目を集めた寝ながらゲームは、専用ページで特集しています。
寝ながらパソコンができるデスクを予算10万円で構築する術

【番外編】代表的なマウスの持ち方3パターン

【番外編】代表的なマウスの持ち方3パターン

フォームつながりということで、最後に「マウスの持ち方」も知っておきましょう。3パターンあり、それぞれにメリット/デメリットがあります。自分のニーズに合う求める持ち方がどれで、実際はどの持ち方をしているのか。改めて考えてみましょう。参考までに、私は前傾姿勢の場合は安定感のある「かぶせ持ち」が多いのですが、後傾姿勢の場合は、腕が安定しやすいので「つかみ持ち」を使うことが多いです(というか無意識にそう使い分けている感じです)。

マウスの持ち方メリットデメリット採用率※
かぶせ持ちマウス移動が安定しやすいクリック速度が低下しがち44%
つかみ持ちかぶせとつまみの中間16%
つまみ持ちクリック速度が上昇しやすいマウス移動が不安定になりがち10%
※バウヒュッテ公式ツイッター(@bauhutte)で実施したアンケートより。かぶせ持ちが主流ですが、「意識したことはない/よく分からない」人も多いようです。たった3つしかないことですし、もっともしっくりくるスタイルを見つけておきましょう。

撮影協力

Razer Basilisk – FPS Gaming Mouse を撮影用備品としてお借りしました。

備品協力:MSY株式会社(国内唯一のRazer公認販売代理店)

BRAND CONCEPT

Bauhütteブランドコンセプトと、製品を使用したデスクレイアウト例を多数紹介しています。
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