腰痛のあなた必見!!
敷布団(マットレス)を選ぶ3つのチェックポイント
腰痛で悩んでおられる方の多くが、寝る時の姿勢(体勢)が重要だと理解していると思います。
そのとおりです。悪い寝方によっては腰痛を悪化させてしまうこともあるでしょう。しかし、寝る時は正しい姿勢でいても、眠ってしまったあとの姿勢をそのまま固定して眠り続けるのは限界がありますね。
そこで、配慮しないといけないのが敷き布団(マットレス)です。 寝る姿勢と同じくらい、敷布団(マットレス)の選定は、腰痛持ちにとって重要なのです。
もちろん、敷布団(マットレス)が大事だからといって、 敷布団を敷いていれば良いというわけではありません。
このページでは、まず、腰痛にお悩みのあなたが毎日使っている敷布団(マットレス)はそのまま使い続けて大丈夫なのか、腰痛持ちに適さない敷布団っていったいどんな敷布団なのかを紹介してから、敷布団選びに必要なチェックポイントを紹介します。
腰痛のあなた、必見ですよ。
腰痛のあなた、その敷布団(マットレス)で大丈夫ですか?
まずは、あなたが毎日使っている敷布団(マットレス)をチェックしましょう。チェック方法は簡単です。
いつも使っている敷ふとんに仰向けに寝てください。その時、まっすぐ立った時の姿勢が保たれていれば、その敷ふとんは合格。そのままで大丈夫です。
どういうことかと言うと、まっすぐ正しい姿勢で直立している状態(S字曲線)が腰に負担のかからない理想的な姿勢だからです。
一応、横向きで寝た時の姿勢も確認しておきましょう。横向きになって寝た時に、背筋(背骨)がまっすぐになっていれば完璧です。
身体が布団に適度に沈み込まず、押し上げられてしまったり、それとは逆に、正しい姿勢が維持できないほど、身体が敷布団に吸い込まれるように沈み込んでしまう状態であれば、その敷布団(マットレス)はあなたの身体に合っていないため、買い替えを検討されることをおすすめします。
腰痛に合っていない敷布団(マットレス)ってどんなの?
それではあなたの身体に合っていない、腰に負担のかかってしまう敷布団(マットレス)というのはどんなものがあるのでしょうか、詳しく見ていきましょう。
1.薄すぎる敷布団(マットレス)
いくら敷布団の素材が柔らかくても、敷布団の厚みが薄すぎると、全く意味がありません。
敷布団の素材としては木綿や羊毛、ポリエステル等色々あります。質感的には問題ないものは多いのですが、厚みのあるものが少なく、一般的に7cm前後のものがほとんどです。
薄すぎる敷布団の上に、正しい姿勢で寝ようとすると、どうしても床の硬さが肩甲骨や腰を圧迫し、押し上げられているような感覚になります。そのままの状態で放おって置くと、腰を痛めてしまったり、腰痛を悪化させてしまうことになるのです。
2.分厚すぎる敷布団(マットレス)
では、分厚い敷布団はどうでしょうか。
結論から言うと、分厚すぎる敷布団もおすすめできません。
分厚すぎる敷布団は、薄すぎる場合とは逆に、腰が布団に沈み込んだ、猫背のような状態になってしまい、正しい姿勢で眠ることは不可能です。また、腰回りが沈み込んでいると寝返りもうちずらくなり、悪い姿勢のまま、寝返りも打てず、地獄のような状況で拘束されてしまうような状態になってしまうのです。
敷布団を2枚重ねて使用するのも同じです。
3.硬すぎる敷布団(マットレス)
「硬い敷布団やマットレスが腰痛には良い」と一度は聞いたことがあるかもしれません。これには個人差があり、人によっては腰痛を悪化させてしまう可能性もあるのです。
前述したように、布団に寝た時に、まっすぐ立った時の姿勢(S字)が保たれていれば、身体や腰痛に負担のない状態と言えます。
硬すぎる敷布団の場合、身体が布団から押し上げられたような状態になり、肩、肩甲骨、腰に負担がかかった状態になってしまい、寝ている間、その3点で何時間も身体を支えている状態になります。例外として、筋肉がしっかりついていて、3点で身体を支えることが苦にならない方や、体重が重く、硬い敷布団でも身体がしっかり敷布団を押し込み、まっすぐ直立している時の姿勢がとれるのであれば問題ないかもしれません。
4.柔らかすぎる敷布団(マットレス)
柔らかすぎる敷布団の場合、2の「分厚すぎる敷布団」と同じように、身体の中でも重い腰回りが沈み込んでしまい、猫背で寝ている状態で固定されてしまいます。
寝返りすることも難しくなり、寝ている間、夜通し同じところに体重がかかってしまうので、寝起き腰痛にもなりやすいのです。
敷布団(マットレス)選び3つのチェックポイント
腰痛対策にもなる敷布団(マットレス)選び。
3つのチェックポイントを紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
1.程よい反発力の敷布団(マットレス)
硬すぎず、柔らかすぎない、程よい反発力の敷布団(マットレス)。
敷布団に寝た状態で、身体もしくは腰回りが布団に沈み込んだりしないこと。また、反発しすぎて、肩、肩甲骨、腰の3点で身体を支えている状態にならない敷布団(マットレス)。
つまり、敷き布団(マットレス)に寝た時に、直立した姿勢(S字)が保てる適度な反発力のあるものが理想的です。
適度で程よい反発力であれば、寝返りもうちやすく、身体の同じ部位に体重がかかってしまうこともありません。また、身体全体に敷布団(マットレス)があたっているため、布団との接点全体で体圧を分散することになります。
2.しっかりと体圧分散してくれる敷布団(マットレス)
前述でも触れましたが、体圧分散してくれるとは、身体を支える負担を分散してくれる布団のことです。
人の体の構造上、寝ている時は腰や背中に圧力がかかってしまうものですが、体圧分散してくれる敷布団を使うことで、身体の一部にかかってしまう体重を分散し、腰痛や関節痛の予防になります。
それには、直立した正しい姿勢のまま、仰向けに寝ることが出来、できるだけ一か所にかかる圧力を分散するため、身体と敷布団との接点が多いのもが理想的です。
1.の「程よい反発力の敷布団(マットレス)」と連動して重要になチェックポイントです。
3.耐久性のある敷布団(マットレス)
意外に感じた方もいるのではないでしょうか。
なぜ耐久性のない敷布団(マットレス)が良くないのかと言うと、耐久性が短い敷布団の場合、想像以上にヘタリが早くいつの間にか腰回りの布団がくぼみ、沈み込んで、腰痛の原因や、悪化につながってしまうのです。そういった意味から、耐久性のある敷布団を購入してください。
耐久性のある敷布団(マットレス)は高価なものが多いですが、耐久性のない安価なものを使って、腰を悪くしてしますリスクと隣合わせで眠るのはおすすめ出来ません。
番外編
前述で、寝ている時に寝返りをうつことが、腰痛対策として重要であると記載しました。沈み込んでしまった敷布団(マットレス)が原因で寝返りがうてず、腰痛が悪化してしまうと記載してあったと思います。
しかし、どんなにあなたにとって良い敷布団(程よい反発力で、体圧分散してくれる、耐久性のある敷布団)でも、寝返りをうてず、身体への負担から、腰痛が悪化してしまう可能性もあるのです。その理由はあなたの「寝方」に原因があるかもしれません。そもそも、深い眠りに入れていないことが原因になっている可能性があるのです。
詳しくは下記の記事を御覧ください。
腰痛に最適な寝方はこれ!寝起き腰痛にならないための3つの方法
まとめ
今回は「敷布団(マットレス)を選ぶポイント」について書かせていただきました。
この記事を読んで、敷布団の重要性を理解していただけたのではないでしょうか。
まずは、今あなたが使っている敷布団(マットレス)が、あなたの身体にあっているのかチェックしてみることをおすすめします。最後まで読んでいただいてありがとうございました。