着る毛布を冬のゲーミングウェアに!
ゲーマーのための着る毛布選び6ヶ条
今年の冬は暖房器具を使わずして、暖かく快適なゲーミングライフを送ってみませんか?近年めきめき知名度を伸ばしてきた『着る毛布』が、寒さに凍えるゲーマーの救世主になるかもしれないのです。ゲーミング家具を開発するかたわら、別ブランドで独創的な着る毛布たちを世に送り出してきた僕たちBauhutteが『ゲーマーのための着る毛布選び』を徹底解説します。
暖房器具はゲーマーと相性が悪い?
エアコン、ストーブ、コタツ…どれも日本の冬に欠かせない暖房器具です。着る毛布の話に入る前に、なぜ既存の暖房器具がゲーマーと相性が悪いのかを考えてみましょう。代表的な3つの製品に分けて分析していきます。
エアコン(ついつい寝落ち、電気代の上昇)
もっともポピュラーな暖房器具で、ついついつけっぱなしにしてしまうもの。ゲーム中に眠気に襲われたり、電気代が跳ね上がって痛い思いをした人も多いのでは。寝落ちはチームメンバーに迷惑がかかりますし、高価な機材を揃えたいゲーマーにとって電気代の無駄は避けたいところですよね。
ストーブ(大事なPCが熱暴走?)
僕の実家もそうですが、寒い地域では火力の高い石油ストーブを使うことも多いでしょう。自然と自分に向けて設置したくなるものですが…。熱風にさらされることで、パソコンの熱処理が追いつかず熱暴走を起こしてしまうリスクも。もちろんゲーム機やデバイス類も熱には弱いですよ。なお、燃料が切れると部屋が一気に冷却されます。
コタツ(腰痛、風邪引き…etc)
日本の冬と言えばコレ。ですが、これもゲームとの相性はイマイチかもしれません。長時間、地べたに座りっぱなしになると腰痛や肩こりの原因になり得ますし、そのまま寝てしまうと風邪引きの原因にも。主に健康面での影響が心配ですね。コタツから一歩外に出ると寒い、というのもツライところです。
着る毛布のメリットを知っておこう
冷静に分析すると、暖房器具はあまりゲーマーと相性が良くないことが分かりました。今度は、なぜ着る毛布がゲーマーにおすすめなのかを考えていきます。
着る毛布とは
簡単に言うと、『毛布で出来た浴衣』ぐらいに思ってもらえば良いと思います。浴衣のように大きな一枚モノの毛布を羽織って、ボタンや腰ヒモで留める。浴衣の特徴は風通しの良さ(涼しさ)ですが、着る毛布は生地が毛布なので、熱がこもりやすく暖かいというわけです。
電気代がかからない
もちろん電気代はかかりません。そもそも部屋着なので、そうそう壊れることもありませんし、2~3シーズンめどで頻繁に使っていけば、エアコンより節約になりますね。冬場に電気代が跳ね上がっていた人には特におすすめ。浮いた資金をデスク周りのデバイス強化に充てましょう。
暖かいままゲームができる
肝心の暖かさですが、冬の寒さが厳しすぎない地域であれば、暖房は使わずに冬を乗り切ることも可能かと思います(大阪住まいの経験談より)。北海道・東北の方は、うっすら暖房と併用するか、スペックの高い着る毛布が必要になるかもしれません。参考までに、少し古いですが、冷凍車に入って検証した記事がこちらにあります。
寝落ちやPC熱処理への配慮も
着る毛布が暖めるのは身体だけです。ストーブのようにPCの熱処理を阻害するリスクはありませんし、ゲーム中の眠気もエアコンほどは感じません(個人の経験談)。冬のゲーミングウェアにとても適していると言えます。
部屋の外でも暖かい
家中を暖かく保つことは物理的にとても難しいことです。ゲームの合間にトイレに行く、夜食を求めてキッチンに向かう。暖房でぬくぬくの自室とは違い、部屋の外は冷え冷えなんですね。着る毛布なら暖かいまま家中を歩き回ることができます。
着る毛布のデメリットも知っておこう
着る毛布には弱点もあります。代表的かつゲーマーと関連の深い3つをピックアップしましたので、購入前に把握しておきましょう。
※それぞれの対応策は第4章で解説しています。浴衣みたいにはだけやすい
旅館の浴衣を思い出してみてください。簡単に羽織れますが、動いているうちに下半身がはだけてくることがありますよね。着る毛布は腰紐やボタン留めができるとはいえ、浴衣に構造が近いですから、比較的はだけやすい部屋着(=はだけた部分が寒い)と言えます。
手先と足元は基本的に寒い
手先は、デバイスを操作するゲーマーの命のようなもの。足元は、冷気の集まりやすいデスク下にあり冷えやすい。どちらも真っ先に保温したいところですが、残念ながら一般的な着る毛布では手先と足元はカバーできません。
毛玉が発生する
2013年からの5年間、多種多様な着る毛布をテストしましたが、毛玉がまったくゼロという商品はありませんでした。どうしても縫い目の部分を中心に毛玉が落ちてしまいます。これは保温能力とのトレードオフを考え、ある程度は覚悟しておきましょう。
ゲーマーのための着る毛布選び6ヶ条
ここまで解説してきたメリットと弱点を考慮しながら、ゲーマー向けに着る毛布の選び方6ヶ条をまとめてみました。
① ファスナー式、またはボタンが多いものを選ぶ
着る毛布の弱点1『はだけやすさ』への対策として、ファスナー式のものがおすすめです。どんなに激しく動いてもはだけることはありません。次点で、首元から太もものあたりまで多くのボタンで留めることができる着る毛布を選びましょう。ボタンの数が増えると、単純にはだけにくくなるからです。
② ルームシューズを併用しよう
着る毛布の弱点2『足元が冷える』問題への対策として、別売のルームシューズも検討してみましょう。男性にはなじみが少ないかもしれませんが、冷え性が多い女性の間では冬の必需品とも言える人気アイテムです。ゲーマーは基本的に下半身を動かしませんので、足元を保温してくれるルームシューズとは相性が良いはずです。
③ ワンサイズ大きめを選ぶ
着る毛布は部屋の中で着るものですので、シルエットの美しさにこだわる必要はありません!ワンサイズ大きめを選び、ゆったり暖かく着られるようにしましょう。丈に余裕が出来ると、動いてもはだけにくくなるメリットもあります。
④ ショートよりロングタイプがおすすめ
着る毛布には、ヒザあたりまでのショート丈と、くるぶしまでカバーできるロング丈の2タイプがあります(サイズの定義はメーカーによって異なります)。ゲーマーのあなたにはロングタイプが断然おすすめ。ショート丈は、洗濯やお掃除など、室内でよく動き回る人には適しているのですが、ゲーマーのように、長時間チェアに座りっぱなしの生活スタイルには恩恵が少ないのです。保温性を優先してロングタイプを選びましょう。
⑤ フード付きがおすすめ
ゲーム時にヘッドセットの着用頻度が低い人は迷わずフード付きを選び、頭まわりを保温しましょう。着る毛布のフードは大きめに作られていることが多く、ヘッドセットを多用する方も、着用した状態でかぶることができる可能性はあります。
⑥ インナーを着こんで保温力アップ
着る毛布の中に何を着込むか?も重要です。理想の条件は、①薄くてゴワつかない、②軽くてストレスが少ない、③よく伸びて動きやすい、の3つ。当社でもインナーを準備していますので、その情報はこのページ下部でご覧ください。
当社製、ゲーマーにおすすめの着る毛布リスト
ゲーミング着る毛布『ダメ着4G』※超おすすめ
ゲーマー専用に開発したゲーミング着る毛布。大人気、ダメ着シリーズの最新作です。人型デザインで動きやすく、ヘッドセットホールや可変ミトンなど多数の機能を装備したハイスペックタイプ。コストより性能を重視するゲーマーはこちらをお選びください。
ゲーミング着る毛布『ダメ着4G LITE』※超おすすめ
使いやすさを重視したポンチョタイプのゲーミング着る毛。布暖かく軽いもふもふのフリース生地が、ゲーム中に襲い来る冷たい空気の侵入をシャットアウト。使い勝手抜群で、スタイリッシュなダメ着ライトタイプ。ジッパー式ではだけない、サッと羽織れるゲーミングウェアです。
ゲーミング着る毛布『ダメ着2020』※超おすすめ
「暖かさ」と「機動性」が融合したニュータイプの着る毛布。全身をしっかり濃密なマイクロファイバー生地でくるむ人型毛布。内部に体熱を密閉し、四肢の動きを制限することのない人型デザインが、暖かさと躍動感を両立します。日常使いにおすすめのスタンダードモデルです。
はだけない着る毛布※おすすめ
首元から足先までファスナーでしっかり密閉。使いやすいシンプルなデザインと、はだけない構造が大人気の着る毛布です。フードがなく、生地もやや薄めのベーシック仕様。その分コストも抑えめなので、暖房と併用して気軽に使ってみたい人や、寒さがさほど厳しくない地域のゲーマーにおすすめです。
セルフこたつ着る毛布
ロータイプのゲーミングデスクユーザーにおすすめ。スカートが大きく広がり、周囲の床ごとあたためます。ファスナー式ではだける心配もなく、フードをかぶって頭まわりも暖かい。はだけない着る毛布よりワンランク上のスペックを持つ毛布です。
着る毛布を強化するオプション
着る毛布を快適に使うコツ
使用前の洗濯で毛玉を軽減
着る毛布の弱点でも解説した『毛玉』ですが、使用前によく洗濯することで軽減することはできます。生産や運送過程で発生した毛玉や糸くずを洗い流しましょう。
複数購入してローテーション
大きく厚い生地のため、洗濯すると乾燥に時間がかかります。お気に入りの着る毛布を見つけたら、複数購入してローテーションできるようにしておきましょう。
当社Bauhutte(バウヒュッテ)について
ゲーミング家具を作っています
『デスク秘密基地化計画』のスローガンで、主にデスク周りで使うゲーミング家具を企画販売するブランドです。東京ゲームショウにも毎年 しています。自宅のゲーム環境を快適にしたい、要塞みたいなデスクシステムを構築したい、と思ったら、まずはこちらの記事をご覧ください。