【理想の部屋DIY】
実はカンタンな壁紙・床の張り替えで、
10畳の「こだわりゲーム部屋」をつくってみた!
ゲーミングデバイスを揃え、これから少しずつゲーミング家具も揃えて理想のゲーミング空間を作りたい!
しかしよく考えてみると、「ゲーミングデバイス・家具と自分の部屋の世界観がマッチしていないのでは…?」という事実に気づくゲーマーも少なくないのではないでしょうか。
その原因は、あなたの部屋の壁や床にあるかもしれません。
部屋全体のうち、壁や床が占める割合は約70%と言われています。部屋の印象をガラリと変えるには、空間の大半を占める壁・床に手を加えるのが効率的です。あなたが理想とする世界観へ一気に近づけることが出来ます。
ワンランク上のゲーミング空間を目指すなら、家具とデバイスに合わせて部屋もこだわって自作してみていかがでしょうか。
今回ゲーミング家具のメーカーであるBauhutte(バウヒュッテ)のチームが、実際にオフィスの応接室にゲーミングDIYを施し、私たちが理想とするゲーム部屋(※以下『バウヒュッテ部屋』と呼ぶ)を作ってみました。
この経験をもとに、ゲーミング家具メーカーのBauhutteが予算約10万円で初心者でも簡単にできるゲーミングDIYを紹介します。
理想のゲーミング部屋を追い求めたいあなたは、部屋まるごと作り変えてしまいましょう!
【やってみた!】10畳の部屋を10万円でDIY!Before/After
まずは、BauhutteがDIYにチャレンジした部屋のビフォー/アフターをお見せします。
壁紙とフローリングのDIY 後にゲーミングデスクとデバイスを導入した部屋がこちら↓
さらに、RGB 照明を導入するとこんな感じです↓
オフィスの一角にある、何の変哲もない応接室をまるごと改装し、ゲーム部屋に作り変えました。バウヒュッテのゲーミング家具のショールーム兼撮影スタジオとして活躍していく予定です。
ゲーミングデスクなどの家具とゲーミングデバイスを引き立てるため、壁紙はシンプルな漆喰調の白壁を、床には木目が綺麗なフローリング調のものを選びました。
ゲーミングDIY にかかった費用と時間
今回作業を行ったメンバー4人は「壁紙・床の張り替え経験なし」という超初心者たち。なるべく簡単&短時間で美しく仕上げることができることを優先し、壁紙とドアシート(※壁紙にあわせてドアもついでに張替えました)はシールタイプのもの(他のタイプと比べやや高価な壁紙)を選択しました。壁紙は安いもので500円/m前後から購入することができるので、コストをおさえたい場合はそちらを選択するのが良いでしょう。
全員がDIY 初心者ということで無駄に時間がかかってしまいましたが、それでも合計15時間で床と壁紙の張替え、RGB照明の設置まで終えることができました。初心者でも1日~2日あれば、十分に施工を完了することができると思います。
以下に、今回のゲーミングDIY で使用したアイテムリスト&費用を参考までに載せておきます。
アイテムリスト | 単価/m | 数量 ※予備含む | 費用 |
---|---|---|---|
壁紙(国産壁紙/シールタイプ) | 1,526円 | 51m | 77,826 円 |
床(クッションフロア) | 1,190円 | 12m | 14,280 円 |
ドアシート(国産壁紙/シールタイプ) | 1,980円 | 5m | 9,900 円 |
RGB 照明(LEDテープライト) | 3000円 | 3個 | 9,000円 |
工具類 | – | – | 2,684 円 |
合計 | 113,690 円 |
※ サイズ:(約10畳/16.17㎡)、施工時間:15時間、作業人数:4人
ゲーミングDIY はこんな人におすすめ
- ◯デスクの買い替えを検討中の方
- ◯これから一人暮らしを始めるにあたって、自分だけの趣味部屋を作りたい方
- ◯既にある自分の部屋をより自分好みにカスタマイズしたい方
- ◯海外のような格好いいゲーム部屋を構築したい方
フローリングを張り替える際は、まず床の上から家具を移動させておく必要があります。特にロールタイプのクッションフロアを使用する場合、広い範囲を空けておかなければならないので、新居に引っ越すタイミングやデスクなどの大型家具を買い換えるタイミングでDIY するのが良いでしょう。
最近は、原状回復が容易な「貼って剥がせる」タイプのDIY キットも多数販売されています。「実家の部屋を改造するのはハードルが高い…」「賃貸だから…」と諦めていた人も、壁紙や床を自分好みに張り替えて、理想の部屋をつくることが可能です。
理想の部屋をイメージしよう
ゲーミング空間空間構築にあたり大切なのは、やはりデバイスと家具との相性です。せっかくきれいに発光するものが多いゲーミングデバイスですから、それらを活かしてあげられる空間を構築しましょう。ポイントは以下の3つです。
- ①施工前に部屋のイメージを考える
- ②部屋全体の色のバランスを考える
- ③ゲーミングデバイスに合わせてポイントカラーを選ぶ
壁紙・床を張り替えると、部屋の印象は大きく変わります。全体の配色に失敗すると、思い描いていた理想の部屋とはかけ離れた仕上がりになってしまう場合もあるので注意してください。
かっこいい部屋づくりで重要なのは、壁・床・家具のカラーバランスを整えること。DIY作業に取り掛かる前に、まずはこの点をしっかり念頭において、理想の部屋の具体的なイメージをシミュレーションしてみましょう。
バウヒュッテ部屋ではDIYを始める前に下のようなイラストを作成しましたが、自分の部屋であれば頭の中でイメージするだけで十分です。
下記の記事でツイッターで投稿されているゲーム部屋を紹介しているので、理想のゲーム部屋をイメージする際に参考にしてみてください。
ゲーム部屋の創り方を学べ!ゲーマー向け「#作業環境晒し」タグ 7選
カラーバランスを考える上でヒントになるのが、部屋の配色を下記の3タイプに分類し、それぞれを同系色でまとめるという考え方です。
カラータイプ | 部屋全体を占める割合 | アイテム |
---|---|---|
ベースカラー | 70% | 壁や天井、床 |
メインカラー | 20% | 大物家具(デスクやソファなど) |
アクセントカラー | 10% | 小物家具(クッションや証明など) |
今回のように壁紙やフローリングを張り替える(ベースカラーを変更する)場合は、これから購入する予定の家具との相性をみながら決めるのがオススメです。
◯ベースカラー
ベースカラーには、ホワイトやアイボリーなど、明るく落ち着いた色を選ぶのが王道です。どんな色とも馴染みやすく、模様替えなどでメインカラー・アクセントカラーが変わっても影響しません。シンプルな壁紙は、テープライトなどのRGB 照明が映えやすいというメリットもあります(RGB 照明については、記事の後半で解説します)。
ブラックやグレーなど、お好みで暗めのカラーを選択するのも良いですが、部屋全体が暗くなってしまいがちです。日中そこで生活をすることをよく考慮した上で選択しましょう。
好みによっては、コンクリート風や木目調のデザインの入った壁紙を使えば、ゲーム部屋の秘密基地的世界観をより引き立てたオリジナリティの高い部屋を構築できます。ただし、全体のバランスと部屋の明るさも考慮する必要があり、難易度が少し上がります。
◯メインカラー
バウヒュッテ部屋ではメインカラーをブラックとグレーに設定しました。家具全般をブラック、ベッドとラグにグレーを採用しています。
いずれも部屋に占める面積は大きいので、柄や色の濃いものを選ぶ際は、全体のバランスに注意しましょう。
◯アクセントカラー
部屋のポイントとしてアクセントカラーをそろえると、全体に統一感が出て、部屋の印象が向上します。バウヒュッテ部屋ではブラウンを採用することで全体的にナチュラルで落ち着いた雰囲気を演出しました。
ゲーミング部屋では、持っているゲーミングデバイスのテーマカラーで統一するのもおすすめです。『バウヒュッテ部屋』では、ベッド周りだけグリーンをアクセントカラーに使っています。
自分の部屋ならいくらで出来る?所要時間は??
壁紙・床を張り替えることを検討するにあたり、やはり気になるのが「金額と時間」ですよね。
自分の部屋のサイズから、おおよその目安が算出できます。あとは、この金額にお好みのRGB 照明の費用が追加されるイメージです。
部屋サイズ | 壁紙金額 | 壁紙作業時間 | 床材金額 | 床作業時間 | 工具金額 | 合計金額 | 合計作業時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3畳(4.86㎡) | 24,300円 | 4.5時間 | 2,200円 | 1時間 | 3,000円 | 29,500円 | 5.5時間 |
4畳(6.48㎡) | 27,000円 | 5時間 | 2,900円 | 1.5時間 | 32,900円 | 6.5時間 | |
5畳(8.10㎡) | 29,700円 | 5.5時間 | 3,600円 | 1.8時間 | 36,300円 | 7.3時間 | |
6畳(9.72㎡) | 32,400円 | 6時間 | 4,300円 | 2.2時間 | 39,700円 | 8.2時間 | |
7畳(11.34㎡) | 35,100円 | 6.5時間 | 5,000円 | 2.5時間 | 43,100円 | 9時間 | |
8畳(12.96㎡) | 37,800円 | 7時間 | 5,700円 | 2.8時間 | 46,500円 | 9.8時間 | |
9畳(14.58㎡) | 40,500円 | 7.5時間 | 6,500円 | 3.2時間 | 50,000円 | 10.7時間 | |
10畳(16.20㎡) | 43,200円 | 8時間 | 7,200円 | 3.5時間 | 53,400円 | 11.5時間 |
※金額は最安値で試算しています(壁紙はシールタイプ:1080円/m、床材はクッションフロア:800円/m)。
※工具:はさみ、カッター、地ベラ、スキージー、床用両面テープなど
※上記はあくまで目安です。部屋の形状や使用する資材等により、実際の金額・時間とは異なる場合があります。
部屋の畳数が不明な場合は、下記計算機で算出してください。
※部屋の縦幅と横幅を入力して計算ボタンを押すと、畳数を算出できます。
部屋の広さとして多い6~8畳の場合、おおよそ4万円ほどあれば壁・床全面を張り替えることが可能です。
ゲーミングDIYを成功させるコツと具体的手順
では早速、壁紙・床の張り替え方法を見ていきましょう。基本的な貼り方と、実際にDIYを経験したからこそわかる綺麗に仕上げるためのポイントについてまとめました。またバウヒュッテ部屋では、壁紙を用いたドアの張替えにも挑戦。そちらの張り替え手順についてもあわせてご紹介します。
壁の張り替え
初心者&賃貸派はシールタイプの壁紙を!
番号 種類 主流の材質 のりタイプ 賃貸 難易度 価格帯 備考 ① 国産壁紙 ビニールクロス のり無し △ ★★★ 安い
↑
↓
高いのり付け作業がやや手間 ② のり付き ☓ ☆★★ 賃貸では原則使用できない ③ シール ○ ☆☆★ 施工が簡単、賃貸DIY向き ④ 輸入壁紙 フリースクロス のり無し ○ ☆★★ 柄が豊富、ポイント使いに便利 壁紙には主に上記の4タイプが存在しますが、ゲーミングDIY 初心者が賃貸の部屋を張り替えるなら「③国産壁紙のシールタイプ」がおすすめです。のりを塗る手間も工具も必要なく、手早く簡単に張り替えることができます。今ある壁紙の上から貼り付けられ、専用の剥がし液をつかえば綺麗に剥がせるのが特長です。
壁紙選びのポイント
壁紙を購入する前に、必ずいくつかサンプルを取り寄せて、実物を確認しておきましょう。色や質感などのチェックはもちろん、自分の部屋の壁にきちんと貼れるか・綺麗に剥がすことができるかも確認しておく必要があります。
バウヒュッテ部屋の壁紙を決める際は、計50枚のサンプルを集めました。無料で送ってくれるショップも多く、購入する場合も数十円/枚程度なので、気になったものは全て集めて比較検討しましょう。
壁紙を貼る
シールタイプの壁紙は、上から少しずつ剥離紙をめくって貼っていきます。シワや空気がはいらないよう注意しながら、しっかりと圧着させましょう。
①壁の高さ+切り代10cmの長さで壁紙をカットする
②剥離紙に切り目を入れる
③剥離紙の一部をめくり、位置を決めて仮止めする
④一番上の剥離紙をすべてめくり、しっかりと圧着する
⑤上から下へ向けて、まっすぐ貼り付けていく
⑥余分な壁紙をカットする
⑦2枚め以降は、端を数cmずつ重ねて貼っていく
⑧完成!
綺麗に仕上げるポイント
◆ 2人以上で行う
◆ 貼る前に、壁紙に水分を馴染ませておく
国産壁紙で主流の「ビニールクロス」は、裏地が紙素材でできています。紙は水分を含むと膨張し、乾燥すると元に戻るため、伸び縮みしやすいという特性があります。このタイプの壁紙は、貼る前に水分と馴染ませ、伸ばした状態にしておく必要があります。雨の日など湿度の高い日に作業をするのがスマートですが、調整が難しい場合は、風呂場などに1時間ほど置いておきます。仕上がりを美しくするために、貼る前のひと手間を惜しまないようにしましょう。
◆ 貼り付け位置にガイド線をつける
初心者にとって、壁紙をまっすぐ貼り付けるのはなかなか難しいものです。斜めになってしまわないよう、ガイド線をあらかじめ引いておくと便利です。1枚目を貼る前に、角から「壁紙の巾‐3~5cm」の位置に鉛筆で薄く線を引きます。その線に沿って壁紙のラインをあわせ、位置を決めましょう。2枚目以降もガイド線をつけてから作業するとスムーズに進められます。
◆ 壁紙の自重を利用する
ガイド線に従って位置決めをしたら、残りの壁紙はシワが入らないよう注意しながら貼り進めていきましょう。仮止め後は、壁紙の自重を利用しながら作業することを意識するとスムーズです。ガイド線から多少ずれるようでも問題ないので、壁紙を引っ張らないようにしてください。
◆ 角や段差は折り目をつけてから貼る
部屋の隅や天井・床の角、段差の部分は、壁紙に一度折り目をつけてから貼り付けると綺麗に仕上がります。壁紙の上から定規などで軽くなぞるようにして線をつけます(シールタイプの場合は、剥離紙はめくらず、粘着面が露出していない状態で行ってください)。この時、あまり力を入れすぎると壁紙が破けることがあるので、力加減に注意が必要です。その線の通りに壁紙を折り返し、しっかりと折り目をつけたら、あとは通常通り空気が入らないようにしっかりと圧着させます。
壁の張り替え
床は、工事いらずのクッションフロア!
番号 種類 主流の材質 のりタイプ 賃貸 難易度 価格帯 備考 ① クッションフロア 不要 ・ボンド
・テープ
・置くだけ○ ☆☆★ 安い
↑
↓
高い施工が簡単で安価、賃貸DIY向き ② フロアタイル ○ ☆★★ 丈夫で賃貸でも使用できるが高価 ③ フローリング 要 ボンド/クギ ☓ ★★★ 業者による工事が必要 床も手軽にゲーミングDIY するには、断然「クッションフロア」がおすすめです。価格も安く、なんといっても施工が簡単。フローリングの張り替えをするとなると大がかりな工事が必要ですが、これなら今ある床の上から貼るだけでOKです。柄や厚み、機能性も様々あり、床の傷防止にも有用です。ある意味、部屋ごと覆うデスクマットのような役割も果たしてくれます。
床材選びのポイント
床材は、ドアやクローゼットの扉の開け閉めに影響しない厚みのものを選択しなければなりません。床とドアの隙間が何mmほどあるか確認してから、最終的に5~10mmほど隙間が残る厚みのものを選ぶようにしてください。
床を貼る
クッションフロアの施工は、床の形にあわせてカットし、両面テープで止めるだけ。DIY初心者でも非常に簡単に張り替えられます。
- ①床の長さ+切り代20cmほどの長さでクッションフロアをカットする
- ②床に仮置きして、壁際に沿わせてカットする
- ③床に両面テープを貼る
- ④継ぎ目部分を残して、1枚めを固定する
- ⑤2枚め以降は、端を5cmほど重ねて貼っていく
- ⑥継ぎ目部分は、木目の溝の少し横を、2枚重ねてカットする
- ⑦カットした余分を取り除き、継ぎ目部分を固定する
- ⑧完成!
綺麗に仕上げるポイント
◆ 部屋を広くみせる向き
クッションフロアを貼る向きは、部屋の長辺とあわせるのがおすすめです。縦のラインを強調することで、部屋を広く見せる効果があります。
◆ クッションフロアの癖取り
通常、クッションフロアは巻かれた状態で届きます。巻き癖がついたまま作業を行おうとすると、浮きやズレの原因となることがあります。張り替えを行う前に、まずは巻き癖を取るところから始めるとスマートです。一度すべてを引き出して、大きく蛇腹状に畳んで置いておきましょう。
ドアの張り替え
少しテクニックがいるドアのゲーミングDIY
壁紙や床を張り替えたことでドアが浮いてしまうようであれば、そちらもDIYで色や柄を調整すると良いでしょう。ドアにも、貼ってはがせるタイプの壁紙が使用できます(ドアの素材によっては綺麗に原状回復できない場合があるので、かならず目立たない場所で試してから作業してください)。
ドアを貼る手順
基本的な貼り方は壁紙と同様ですが、金具や取っ手部分の処理がやや難しくコツが必要です。
- ①基本的な貼り方は壁紙と同様です
- ②ドア上部の金具は、壁紙に切り目をいれておく
- ③取っ手部分は、壁紙に十字の切り込みを入れてノブを通す
- ④壁紙に細かく切り込みをいれて、金具に沿わせて圧着する
- ⑤金具にそって余分をカットする
- ⑥完成!
綺麗に仕上げるポイント
◆ 取っ手周りの処理に失敗したら
ドアの張り替えで最も難しいのが、取っ手周りです。目に入りやすい場所ということもあり、失敗すると目立ってしまいます。私達の場合は、カッターの刃が古かったこともありうまく切ることが出来ず、金具周辺の壁紙がやぶけてしまいました。ドアの地の色が見えてしまい、これでは美しくありません。取っ手周りの処理がうまくいかなかった場合は、細く切った壁紙を金具に沿って貼り付けることでカバーすることが可能です。
ゲーミング部屋はここで差をつける! RGB照明の導入
ゲーム部屋の世界観を作り上げるためのRGB 照明をご紹介します。RGB 照明とはR(赤)、G(緑)、B(青)の光の3原色を使って、様々な色に発光できる照明のことです。デバイスカラーと合わせて、統一感のコーディネイトができるだけでなく、部屋全体に奥行きや立体感をもたせる効果があります。
RGB 照明の種類
LEDテープライト
好きな長さにカットして、裏面のシールで貼りたい場所に簡単に貼り付けることができるライトです。自分のデスク環境に合わせて長さを自由に調整できるので、ゲーム部屋で使う間接照明として最も人気のあるタイプになります。バウヒュッテ部屋でもLEDテープライトをメインの間接照明として使用しました。
バーライト
LED ライトのバーが複数本セットになっているタイプです。バウヒュッテ部屋では20cm程度のバーが4本セットになっているものを使用しました。テープライトと同じく、両面テープで簡単に設置することができます。複数の離れた場所をライティングできるというメリットがある一方、テープライトのように自由に長さを設定できないというデメリットがあります。
スタンドライト
部屋に置くだけで間接照明として使えるライトです。最近では、リモコン操作で光の色味を変えられるタイプのものも販売されています。バウヒュッテ部屋では、通常のスタンドライトにRGB電球をつけて使用しています。
RGB 照明の設置場所の選び方
LED テープライトやバーライトの光は垂直に照射されるため、発光点がどうしても目立って見えてしまいます。壁に光を当てるようにして配置することで、明かりを拡散させ、均一で美しいライティングができるようになります。選んだ家具の裏側に貼り付け、壁に向けて光らせるようにしましょう。
設置場所については、一般的に部屋全体に点在するように配置するとバランスがよくなると言われています。メインデスク、テレビコーナー、ベッド周辺など、コーナーごとに設置するのがおすすめです。
ゲーム部屋では、さらにゲーミングデスク周りのライティングを強化しても良いでしょう。こだわりのセットアップをより魅力的にみせることが可能です。バウヒュッテ部屋では、デスク横にディスプレイしたコレクションを目立たせるため、デバイスウォールの裏にもLEDテープライトを設置しました。
①テープを短く切りすぎないように注意
テープライトはリールに巻かれた状態になっていて、好きな長さに切って使うことができます。1つのリールで5メートルほとの長さがあるものでも、比較的安価に購入できます。ただし、一度テープを切ってしまうと基本的には繋げることができない※ので注意しましょう。
※ハンダ付けやコネクターを使用して繋げる方法もあります。②テープを貼り付けるコースを考える
LED テープのスタート位置とゴールの位置を考えます。LEDテープを設置したい箇所の端からスタートして貼り付けていき、ゴールの位置でLEDテープをカットします。スタートの場所からはコードで電源と繋ぎます。また、LED テープは縦方向にリールに巻いている方向には曲げることができますが、横方向に曲げることができないので注意しましょう。
100均で揃う!あると便利な道具集
DIYブームの昨今、100円均一ショップでも壁紙・床の張り替えに使える便利な道具が販売されています。まずは100均で安く揃えて試してみるのもおすすめです。
◆ スキージー
壁紙を圧着するのに必要なスキージーは、プラスチック製のスケッパー(クッキーの生地などを混ぜたり切ったりするときに用いる製菓道具)が代用できます。ステンレス製のものは地ベラの代わりに活用することも可能ですが、力の入れ加減を間違うと壁紙を破いてしまうこともあるので注意が必要です。また、パテ用ヘラやねんどベラがあれば、四隅の角部分や段差など細かい箇所もきっちりと圧着することが可能です。窓掃除用のスキージーもありますが、サイズが大きいとやや扱いにくいので、壁紙の張り替えにはあまり適していません。
◆ カッティングマット
クッションフロアの継ぎ目をカットする際は、下の床まで傷つけてしまわないよう、カッティングマットを敷いて作業するようにしましょう。
◆ カッター/替刃
張り替え作業で使うカッターは、常に刃を取り替えて、切れ味のよい状態をキープしておく必要があります。のりやテープなどの粘着部分が刃にのこっているカッターでは、壁紙やクッションフロアをきれいにカットすることができません。刃こぼれした部分を折ることができるカッターと、替刃を用意しておきましょう。
まとめ
壁紙や床を張り替えて、部屋をまるごとゲーミング部屋にする方法を解説してきました。
今回の記事執筆にあたりDIYを実践してみたところ、初心者向けの資材を選ぶことで施工のハードルがぐーんと下がることがわかりました。いざ取り掛かってみると、思っていたより簡単に、短時間で施工ができます。
ここまで読んで頂いた方には「自分の部屋でも意外に簡単にできそう。」「自作PCや家具の延長で部屋までDIYにチャレンジしてみても面白いかもしれない。」と感じていただけたのではないでしょうか。ぜひチャレンジしてみてください。