チートとはどんな行為?
ゲームでチート行為するチーターを解剖する!

チートとはどんな行為?ゲームでチート行為するチーターを解剖する!

あなたがゲーマーなら一度は聞いたことがある「チート」や「チート行為」、または「チーター」といったワード。

チートとは一体何のことなのでしょう。

このページでは、チートとは何なのか、チート行為の実例や被害例なども交えて説明していきます。

なんとなく聞いた事はあるけど詳しく知らない方や、初めてこのワードを聞いて検索してきた方、過去にチート行為をしたことがあるという方まで、自分がいつの間にか加害者になってしまう可能性もあるチート行為。知っておいて損はないはずです。

チートとは?

それではまず、チートとは何のことなのでしょうか。

チートとは英語で”cheat”と書き、直訳すると「騙す」や「あざむく」という意味で日本語では「ペテン師」に相当します。

つまりチートとは、相手を騙して自分が得をしたり、優位になるために行う事で、そういった行為をチート行為と呼びます。

主に、オンラインゲームやpcゲームのデータやプログラムを不正に改変して、手持ちのキャラクターを一瞬で最大までレベルアップさせたり、ゲーム上のアイテムやお金を増やしたりと、普通にゲームをしてるだけでは難しいことでも、ゲームデータやプログラムの改ざんを行うことで、楽してゲームを有利に進めたり、一人勝ちする事なのです。

チート行為を行っている人を「チーター」と言います。

最近ではスマートフォン用ゲームもチート行為の標的になってきており、若年層の”チート汚染”が問題になっています。

データやプログラムを改変するため「改造」と同じ意味で捉えがちですが、「改造」はデータの改変や操作事態に重きを置いている場合で、MOD(モッド)として区別されます。

チート行為は犯罪です!

チート行為は犯罪です!

ゲームのデータを改変して、一人勝ちする行為は、誰が見ても良くない事だというのはわかりますよね。でも、犯罪ってどういうことなんでしょう。

法に触れることなんてやってないのでは?そう思ったあなた、気をつけてください。

チート行為は立派な犯罪行為なのです。チーターは犯罪者なのです。

それでは詳しく見ていきましょう。

  • 警視庁WEBページでの警告

    チート行為に対する警告は、警視庁の公式WEBサイトの「チート行為はやめましょう!」でも掲載されています。

    掲載内容によると、以下の可能性があるとしています。

    • ・ゲーム運営会社に損害が発生したとして、損害賠償請求される
    • ・違法行為として処罰される
    • ・チート行為を可能にするプログラム等を提供する行為も同様に処罰される
  • 著作権の侵害

    著作権の侵害

    チート行為は著作権の侵害です。

    ゲームソフトは著作権法第2条1項1号に該当する「著作物」に該当するといわれています。 つまり、ゲームのプログラムやデータを改ざんし、ゲーム上のアイテムやお金を、本来ならありえないくらい増やしたり、自分が操るキャラクターをチート行為で一瞬で最強にさせたりすることは、著作物を著作者の意図に反して変更、改変することになるため、同一性保持権の侵害に該当し、不法行為に基づく損害賠償責任を負うことになります。

  • 電子計算機損壊等業務妨害罪

    電子計算機損壊等業務妨害罪

    また、チート行為は電子計算機損壊等業務妨害罪にもあたります。

    長ったらしい罪名ですが、コンピューターや電磁的記録を破壊して、コンピューター上で行われる業務を妨害することを指します。ゲーム運営会社の業務として、「ユーザーにゲームをプレイさせること」がありますが、チート行為は、まさにこのゲーム会社の業務を妨害する行為にあたり、処罰の対象となるのです。

    チート行為はゲームバランスや、コミュニティの崩壊を招き、他のプレイヤーに不快感を与え、業務支障や経済的な損害を引き起こして、ゲームの運営元や、その場でプレイしていないプレイヤーにまで迷惑になってしますのです。

    安易な気持ちでチート行為をすると法的責任に及ぶ可能性があることを理解しておいてください。

チート行為例

チート行為が犯罪であることは理解していただいたと思います。

ではチート行為でどういった事ができてしまうのでしょう。よくあるチート行為例を紹介していきす。

  • 1.チート行為で手持ちのキャラを最強に

    1.チート行為で手持ちのキャラを最強に

    チート行為によって、キャラクターのステータスデータを異様な値に改ざんして、ゲームを有利に進める行為。ゲームの進行やキャラクターの歩くスピードを、ありえないほど早くしたり、どんなに敵に攻撃をされてもダメージを負わなくしたり、どんな敵でも一撃で倒せるようにデータやプログラムを不正に改変しステータスを改ざんする行為。

  • 2.チート行為で有料アイテムを無料で使用する

    2.チート行為で有料アイテムを無料で使用する

    実際のゲームの世界では有料のアイテムを、チート行為によって、無料で使用できるようにする行為。また、入手していないアイテムを所持していることにしたりすることも。課金しないと手に入れられないアイテムを、ボタンを連打するだけで、無限に増殖させる等。

  • 3.チート行為でゲームの結果を偽装する

    3.チート行為でゲームの結果を偽装する

    メモリの値を変更してゲームの結果や進行状況などを偽装する行為。

    メモリに展開されたパラメーターをのぞき見したり、意図的にゲームを破壊したり、ゲームバランスを崩壊させてしまったり、サーバーへのハッキング等が可能になる。

    どうでしょう、ゲーム運営会社の立場の方はもちろんの事、1ゲームプレイヤー目線から見てもチート行為は許されざる行為です。

チートによってどんな事件がおきてるの?

チート行為によってどんな被害が出てるのでしょうか。

チート行為によって実際に起きた事件を紹介します。

  • 三國志III事件

    ゲーム(三国志Ⅲ)を創った企業側(現・コーエーテクモゲームス)が、ゲームのデータ改ざんツール(チートツール)を販売した企業(出版社・技術評論社)を相手に、著作権侵害を主張して起こした裁判の通称。

    技術評論社から出版された本の、付録であったフロッピーディスクのデータを使用すると、PCゲーム「三国志Ⅲ」に登場しているキャラクターの能力値を簡単に高めることが出来てしまうことに対して、ゲーム制作・販売元である企業(現・コーエーテクモゲームス)側が、「ゲームバランスが破壊されてしまうとして」著作権侵害のうち同一性保持権及び翻案権の侵害を主張したもの。

    この裁判は、最高裁まで争われたが、結果「ゲームの同一性を改変するものではない」とされ、著作権侵害にあたらないという判決となり、訴えた企業側(現・コーエーテクモゲームス)の請求は却下されたようです。

  • ときめきメモリアルメモリーカード事件

    コナミ(後のコナミホールディングス)が発売した、テレビゲーム用ソフト『ときめきメモリアル』の、改変セーブデータを格納したメモリーカードを、スペックコンピュータ(現、ゲームテック)が販売したことを巡って訴訟となった事件。

    「ときめきメモリアル」は、高校の3年間を過ごす主人公をプレイヤーが操作し、卒業式の当日に意中の女生徒から愛の告白を受けられることを目指して能力を高めていく、シミュレーションゲーム。

    問題のメモリーカードは、卒業間近からゲームを開始できるデータが記録されていたり、低い設定値から始まるはずの、主人公のパラメーターがゲーム開始時に最高値となるデータが記録されていた。

    コナミ(後のコナミホールディングス)側は「映画の著作権」「同一性保持権の侵害」を主張。第一審ではコナミ側の請求を棄却する判決となったものの、コナミはこれを不服として控訴し、勝訴したようです。

  • デッド オア アライブ事件

    テクモ(現:コーエーテクモゲームス)がが発売していた家庭用ゲーム機用の対戦型格闘ゲーム『デッド オア アライブ2』。同ゲームのデータを改変し、チートプログラムを発売したウエストサイド社に対し、翻案権又は同一性保持権を侵害されたとして訴えた。

    ウエストサイド社は、ゲームに登場する女性プレイヤーキャラクターをヌードでプレイできるチートプログラムを発売。ゲームのオープニングデモの中に一瞬登場する裸のキャラクター用に用意されていたモデルをゲーム中に実際使用できるようにしたチートプログラムであった。

    ウエストサイド側はゲーム内に元々存在していたキャラクターを登場できるようにしただけで、著作物本体には変更を加えていないと反論。

    最終的に最高裁がウエストサイドの上告を棄却、地方裁判所の出したテクモの勝訴判決が確定しました。

    いずれも、メディアなどで大きく取り上げられたチートに関する事件ですが、上記は氷山の一角に過ぎません。

低年齢層に汚染するチート行為

低年齢層に汚染するチート行為

大半のチート行為は専用ソフト(改造ツール)を使うのですが、そのツールを使いこなすのにも、ある程度の専門知識が必要でした。

しかし、現在ネットではチートを有料で代わりに行ってくれる「代行業者」も存在しているようで、誰でも少しのお金を払えば簡単にチート行為が出来てしまう時代となりました。

特に中高生などはチートに対する罪悪感が薄く、友達グループの一人がチート行為をはじめると、その仲間内で一斉に「チート汚染」が広まってしまうようです。

ツムツムやパズドラなどの、スマホゲームにもチート行為、チートを代行する者が存在しており、SNSで「ゲーム名+チート」と打てば、すぐに検索にひっかかってきます。

何度も言いますがチート行為は犯罪です。安易な気持ちで依頼すると犯罪者になってしまう可能性があります。

チートバグ動画って何?

「チートバグ動画」とは、前述してきた「チート」や「チート行為」とは趣旨が異なります。

購入したゲームを使って、ソロプレイ、シングルプレイでチート行為を行います。メモリをでたらめにいじることで、普通にゲームをプレイしていただけでは、ありえないプレイ動画や、チートによって起きたお馬鹿なバグ動画を「チートバグ動画」として、youtubeやニコニコ動画などに投稿。エンターテイメント性の高い笑える動画、見せる動画として公開し楽しむための動画です。

実際に存在するチートやバグの動画とは違うので、製作者を批判をしないようにしましょう。もちろん、対戦やオンライン上でのチート行為は許されません。

まとめ

今回は「チート」「チート行為」について書かせてもらいました。

チートがどういう意味で、どういった犯罪として扱われるのか。またチート行為によってどのような事ができてしまうのか理解していただけたでしょうか。

オンラインでのチート行為は自己中心的な犯罪行為です。チート行為を見かけたら、管理者、もしくは運営者に報告しましょう。